ゲット・アウト
「ゲット・アウト」を見ました。劇場で見る事はできませんでしたが、なんとラッキーな事に先日WOWOWでやっていて鑑賞できました。
話題のホラーサスペンス映画であることは知ってましたが、何となくこんな映画なのかな~とイメージしただけで、ほぼ予備知識はなかったので、その内容は想像以上に楽しめるものとなりました。さすがアカデミー賞で脚本賞を受賞しただけはあるな~とゆう感じです。
ニューヨークに住む写真家の黒人青年クリス(ダニエル・カルーヤ)は、恋人ローズ(アリソン・ウィリアムズ)の家を訪問する事になっていましたが、どこか気乗りのしない様子。
それは自分が黒人だとゆう事を、彼女の両親に告げていない事が気になったからでしたが、ローズは、自分の両親はそんな事で差別をするような人間ではないと言います。
その言葉通り、彼女の実家に行くと両親は快く歓迎してくました。
父親は家の中を案内してくれ、壁に飾られている写真を見ながら、色々と話してくれました。ローズの祖父は陸上の元オリンピックの選手で、寸前のところで優勝は黒人選手にもっていかれたとのこと。オバマ指示だとゆうこの父親は、黒人の持つ能力を評価しているようでした。
オリンピックに出るような運動能力にたけた祖父と、催眠療法行う精神科医の母、 神経外科医の父親、どうやらローズの一家は、とても優秀な家系のようでした。
その後ローズの弟や家の使用人にも会いますが、管理人もメイドも黒人なのに違和感を持つクリスでした。そして夜庭に出ていた時、その管理人は自分の前を猛スピ―ドで走り去ります。家の中ではメイドが窓に映る自分の顔を凝視していました。
クリスはこの薄気味悪い光景をいったい何だったのだろうと思いつつ、家に入りました。家ではローズの母、ミッシーが起きていて、知らないうちにクリスを催眠療法にかけてしまいました。翌日目が覚めたクリスは、それまで好きだった煙草が嫌いになっている事に気がつきました。家に来た時、禁煙の為の催眠療法を勧められ、断わった経緯があります。昨夜の催眠療法は、それでも娘の恋人のクリスの健康を思い、ミッシーが行った事なのでしょうか? その時ミッシーは、クリスの過去にまでさかのぼり、母親の死にまつわるクリスの子共ながらに抱いた罪悪感まで引き出しています。
それもまた、彼の心を解放させようとやったことなのでしょうか?
個人的にはこのシーンで、スプーンでティーカップを何度もかき混ぜてる母親ミッシーの姿が、それまでとは違って見えました。そう、何かがおかしい。。。です(笑)
クリスはこの夜抱いた違和感を、翌日ローズの家で開かれたパーティーでより強く感じる事になります。
パーティーに招待された客は全員裕福そうな白人ばかり。かといって彼らは黒人のクリスを差別するわけでもなく、むしろ興味深々で、色々な質問をしてきたり、まるで値踏みでもするように、体にも触ってきます。 場違いな気がするクリスでしたが、ふと見ると白人にまぎれて一人の黒人青年がいる事に気が付きます。どうやら彼はかなり年の離れた白人女性と結婚しているようで、そのせいか若々しさを感じません。服装やしゃべり方も黒人らしからぬ雰囲気で不思議に思うクリスでした。
そのローガンとゆう黒人青年を写真に撮ろうとした瞬間、クリスは誤ってフラッシュをたいてしまいます。するとローガンは鼻から血を流し興奮しながらクリスに「ゲットアウト」と言いながら、襲いかかろうとします。まさにこの映画のタイトルになってる「出て行け」とゆう言葉なのですが、なぜこんな言葉を言ったのか、人が変わったようになったローガンを見て、クリスは何が起きたのかわかりませんでした。