素敵なウソの恋まじない
ロアルド・ダールの児童向け小説「ことっとスタート」をテレビ映画として実写化された作品です。
簡単に言えば、コメディー要素いっぱいラブストーリー
ダスティン・ホフマン演じるところのホッピーさんは、同じアパートに住むシルバーさん（ジュディ・デンチ）に、エレベーターで会って以来、恋をしてしまいます。。何度もエレベータで会うので、その想いはつのりますが、シャイな彼は気持ちを伝える事もできません。
彼女の部屋は下の階で、ホッピーさんのベランダから、ちょうど斜め下になるので、お花の水やりなどでベランダに出ると、シルバーさんのベランダがよく見えます。
そのベランダでの簡単な挨拶程度が、今のホッピーさんのできる精一杯の事で、告白なんてとんでもない事なのです。そんなある日、シルバーさんのペットの亀がいっこうに大きくならず心配している事を知った彼は、ベランダでの会話で、このおまじないを言えば大きくなると、ついでたらめのおまじないを言ってしまいます。
さ～それからが大変。何しろ嘘のおまじないですから、大きくなるはずもありません。
シルバーさんを安心させ、喜んでもらいたい彼は、ペットのお店で大きさの違う亀を何匹も買い込み、ベランダにある亀さんハウスエリアで遊んでいる亀を上からつるしあげ、少し大きめの亀と取り替えていくのです。
体重を測定し、増えていると喜んで報告するシルバーさん、その頃にはホッピーさんの部屋は、亀だらけになっていました。 さて、この恋の結末はどうなるのでしょう？
ダスティン・ホフマンとジュディ・デンチの共演とゆう事に興味をそそられ、見てみました。
ダスティン・ホフマンといえば、卒業や真夜中のカーボーイ、クレイマークレイマー レインマン 、パピヨンなど、誰でも1つは好きな作品があるのでは？ とゆうぐらいの話題作に出演しているオスカー俳優ですよね。
ジュディ・デンンチは、イギリスのベテラン女優。こちらももローレンス・オリビエ賞やトニー賞 恋におちたシェイクスピア（98）でアカデミー助演女優賞を受賞しています。
このお二人のラブコメなんて見た事ないので、ついつい見てしまいました。
出演者も多くないし、場所ももっぱら二人の住むアパート、すごく大きな展開があるわけでもないのに、やはりこのお二人ならではの味のある演技にほっこりしました。
特にジュディ・デンチは、007でのボンドの上司役Ｍの印象が強いせいか、そのクールで強面のお顔からはラブコメのイメ―ジがまるでわかない私でしたが、この作品ではなかなか可愛かったです～♪ まるで少女みたいな雰囲気。 着てる服も可愛い。
花柄の大きく胸のあいたワンピースからは、豊満な胸の谷間が見えて、なかなかセクシー
斜め上のベランダからホッピーさんが下を見ながら話すと、まさに目のやり場に困るくらい（笑）
さすがに部屋中亀だらけになると、ひいてしまいますが、1匹で見ると亀もなかなか可愛い！
人の亀を勝手に取り替えるなんて、よく考えるとかなりまずい事をやってるわけなのですが、この映画に限っては、何だかそう思えないのが不思議。純粋で優しいホッピーさんだからそう思えるのかもしれませんね。
それにしても、こんなに手間暇かけるぐらいなら、勇気を出して告白してしまえば良かったのに～と思います。
ベランダで亀を取り替えるシーンは、けっこうハラハラドキドキ。 途中で落としたら大変ですから～
そんなこんなの おじいちゃん＆おばあちゃんの可愛いラブストーリー ホッピーさんの恋のライバルも登場し、シルバーさんをデートに誘うなど、頑張れ～ホッピーさん。。と思わずにはいられないシーンもあり、亀の取り替えと共にドキドキしました（笑）
お二人の共演とゆう事で見たわけですが、思ったより楽しめて、ほっこりさせてもらいました～♪
年齢に関係なく、人を好きになる事は日々を輝かせ、生きる事の原動力になりそうです。
共に80代のお二人ですが、若々しくキュート！
まるで少年、少女のような恋する時の純粋な気持ちが伝わり、幸せな気持ちになりました。
そしてラストは、え～そうだったんだ～とゆう、ちょっとしたエピソードもあり、めでたく幕を閉じました。
Netflix にご加入の方は、お時間ありましたら、ごらんくださいね。
2015年制作 イギリス映画
監督 ダーブラ・ウォルシュ
