私のシネマワールド

映画の事を中心に、気の向くままに書いております。

ベイビー・ドライバー 楽しめました〜!

      ベイビー・ドライバー

                                               
         


ベイビー・ドライバーを見ました。
ベイビー(アンセル・エルゴート)の仕事は銀行強盗などの犯罪者を逃がす、いわゆる「逃がし屋」 
その抜群の運転テクニックには、組織のボスドグ(ケビン・スペイシー)も100%の信頼を寄せています。ベイビーがなぜこんな仕事をしているかといえは、まだ少年の頃に今の組織のボス、ドクの車を盗み大きな損失を与えたのですが、その運転テクニックを見込まれ「逃がし屋」をすることで借りを返しているのです。

彼の生い立ちは決して幸せではありません。両親を車の事故で亡くし、その事故の後遺症で耳鳴りに悩まされています。けれど音楽を聴くと耳鳴りから解放され、運転にも集中できるのです。彼は常に音楽を聴いています。今は彼を理解してくれる養父と暮らしています。

そんな彼がよく行く店のウェイトレス、デボラ(リリー・ジェームズ)に恋をします。
二人は音楽とゆう共通の趣味で盛り上がり、惹かれ合っていきます。

 


彼はデボラに仕事を聞かれ、ドライバーといいます。さすがに本当の事は言えませんよね。
ベイビーは、ちょうどタイミング良く、あと1回で借りを返せます。 恋人もできたしラストの仕事になったので、ドクに今の仕事から足を洗いたいと告げました。ドグはそれを認めます。 
最後の仕事は現金輸送車を襲いお金を奪う事でしたが、その仕事で組んだ3人のうちの一人、バッツ(ジェイミー・フォックス)は、常に相手を威圧してくる短気な男。ベイビーはお金を奪って逃げる時、倒れている警備員に気がつき、動揺したせいか、他の車にぶつけてしまいます。ぶつけられた海兵隊員はベイビー達をしつこく追ってきます。その男に銃を向けて狙うバッツ。ベイビーは何とか引き金を引かせないように、運転テクニックで阻止し、逃げきるのでした。しかしバッツは車を乗り換える際にミスをした仲間まで殺してしまいます。
恐ろしい男ですね。 その遺体の処理はベイビーにまかされました。嫌な気分ではありましたが、これが最後の仕事と割り切り、従うのでした。


自由の身となったベイビーは、養父の勧めもあり、ピザ屋の宅配のバイトを始めます。彼の運転テクニックがここでも活かされ、あっとゆう間に届けられ、頼んだ方もびっくりします。
そんなある日、ベイビーは素敵なレストランにデボラを誘います。


そのデート中に何とドグが現れ、二人の食事の支払いをしてくれたのです。それを知ったベイビーは彼女を待たせて、話をしに行きます。ドグは一度はベイビーが組織を抜ける事を承諾したものの、彼ほどの運転テクニックを持ってる者を手放すのが惜しくなったようで、また自分と仕事をして欲しい、そうでないと恋人のデボラや養父に危害が及ぶかもしれないと脅かすのでした。しかたなくドグの指示に従うベイビーが、かわいそうでした。

次の仕事先は郵便局で、メンバーはベイビー(アンセル・エルゴート)の他に、ハッツ(ジェイミー・フォックス)、バディ(ジョンハム)、ダーリン(エイザ・ゴンザレス)のカップルです。


すぐに銃をぶっ放す、あのバッツがいることで、なんか悪い予感がしますね。

その予感は当たり、バッツは武器の調達時に取引相手を警官と思い発砲します。撃ち合いとなり取り引きどころではありません。アジトに戻るとドクにそのことがバレていました。
取引が無事に終わると必ずかかって来る電話がないので、わかったようです。
相手を警官と思ったのですが、実はその警官はドグに賄賂で買収された警官で敵ではなかったのてす。そのあたり、ドグももしっかり情報を流しといてくださいよーとゆう感じですよね。バッツのような冷静さや考える事をせずにすぐ行動する男には、そうゆう情報も言っておかないとーってゆうか、そもそもこんな男をなぜに仲間に加えてるのが??です。 

ドグは計画を中止しようと言いますが、お金の欲しい彼らは、相手が先に発砲したとドグに嘘をつき、それに他のメンバーも口裏を合わせ、結局は決行になります。  
その日はアジトに泊まることになりましたが、深夜にベイビーは抜け出します。

実はアジトに戻る前にお腹が空いたとゆうバッツの希望でデボラの働く店に寄ったのです。
デボラが危険な目にあわないように、ベイビーは他人のふりをします。デボラも仲間と共に店に入って来たベイビーの、いつもとは違うただならぬ雰囲気に気がつき、うまく立ち振舞います。やっと食事が済み一安心と思ったベイビーでしたが、レジへ向かおうとするバッツが手に銃を持っているのが目に入り、思わず彼の銃をきつく握りしめます。
この男はお金を払いたくないとゆう理由だけでも、人殺しがてきるのを知ってるからです。
レジにいるデボラが心配で、やむなくとった行動でしたが、ベイビーの態度ですべてがわかったようなバッツは、そのまま支払いをベイビーに頼み「チップをはずめよ」と店を出ます。 
この自分の行動で、仲間にすべてがわかったと思ったベイビーは、今後もデボラが目をつけられ危険な目にあうのが嫌で、支払いの時にメモを渡し、彼女と夜中の2時に逃げようと計画していたのです。
しかし車に乗った瞬間、バディに見つかります。 
何処に行くのか聞かれた彼は、「コーヒーを買いに」と言いますが、そんな嘘は通用しません。バディは、「もし明日の仕事に乗り気じゃないなら、コーヒーを買ってそのまま戻って来るな」と言います。 えっ?これはもしかしたら、逃げたいなら行け、あとは何とかするって事?と思う私。チャンス、早く車を出しなさいよ〜と心の中で思ったのですが、その時にタイミング悪くあの男が現れます。バッツです。「何してる?」とゆう問いかけに、バディが「明日の確認」と、うまく言ってくれましたが、その後車に乗り込んで来て、テープを見せて「これは何だ?」と聞きます。 
テープには、「ベイビーおまえはどうする?やるか?」と話してるドグの言葉が録音されていました。なぜ録ったと聞かれたベイビーは、会話の断片をミックスして、歌を作ってるだけと言います。にわかに信じられないバディとバッツ、それを聴かせろと、彼の家に押しかけ、たくさんのテープを没収して、ドグの前にベイビーを連れてきました。
そしてテープを回すと、本当に会話が音楽になっていました。呆れ顔の仲間とボス。
その中には大事な母親やデボラのテープもあり、彼女が恋人なのが、よりはっきりとばれてしまいました。 ボスは郵便局の襲撃にはベイビーの代わりを使うと言いますが、あえてベイビーは自分がやると言います。きっと彼らのそばで動きを監視できてた方が、恋人や養父を守れると思ったのかもしれませんし、もしかしたら仕事をやり遂げて、大事なテープを返してもらいたかったのかもしれません。


そしていよいよ襲撃の日、車で待機していると、事前調査で客を装って行った時、親切に対応してくれた窓口の女性が歩いてくるのに気がつきました。
相手は自分がわかったようで、笑顔を向けてきました。
あの女性が今入って行ったら、あの狂暴なバッツはきっと。。そう思うとたまらず、首を振ったりして、「来るな」と合図をおくります。女性は気が付いたようで、警備員を連れて戻ってきました。タイミング悪くそこに仕事を終えた三人も戻って来て・・・
さて、ここから大きな最後の山場となります。ワクワク、ドキドキ、見ごたえありますよ〜!
続きは、ぜひ本編でご覧くださいね!

 

気がつけば長々と書いてしまいましたが、ストーリーは、どこにでもあるようなものだと思います。単純に言えば、犯罪組織のボスの車を盗んだ少年が、抜群の運転テクニックを見込まれ、逃がし屋として協力することで借りを返していくとゆうお話です。

もちろんある程度の分け前をもらっていて、それは養父との生活に使っています。

そんな彼がレストランで働く女性と恋をし、ちょうど借りをすべて返せた時点で足を洗うはずが、それを一度は認めたボスの気持ちの変化でままならなくなった主人公が、どうゆう行動や選択をして、最後はどうなるかとゆう、もう最初から最後まで飽きずにワクワク観れる作品でした。

とにかく冒頭の銀行強盗をするシーンから、音楽とシンクロしてます。

歩く、マスクをつける、そのどの瞬間も音楽とマッチング。それだけで今まで映画にもたくさん出て来てる見慣れたこんなシーンも、新鮮にカッコ良く見えてしまいました

 

それが終わるとやっとタイトル、ベイビーが街を音楽に合わせて踊るように歩きながらコーヒーを買ってアジトへ運ぶシーンが最高です。個人的にはそのシーンが一番好きです。

     
ここまで見てその後見なくても、満足できちゃいそう。それほど惹きつけられた冒頭のシーンでした。

他にもケヴィン・スペイシー演じるボスのドクや主な仲間の個性的なキャラがしっかりしていて、それもこの作品を面白いものにしてたと思います。

ドグはいつも感情をあまり顔に出さず、クールに淡々と話すタイプなのですが、言ってる事がけっこうおもしろいんです。他の仲間の会話もおもしろい。郵便局に下調べに行った時に、怪しまれないように親子を装って一緒に行ったドグの甥のサム。8歳ながら、防犯カメラの数や、武装した警備員の数、客や職員の数などを、べイビーより先にしっかり覚えてるのも笑えました。ユニークなシーンもたくさんありますよ。 
カーチャイスや音楽、ラブロマンス、ベイビーの人に対する優しさや音楽とシンクロする軽やかな動き、盛りだくさんの内容で楽しませてもらえました〜♪

スタイリッシュで、飽きずに観れた映画でした。 ベイビーが実現したかった、20号線をあてもなく高級車で走り続けたいとゆう夢は叶うのか、ぜひ確かめてくださいね😄

主演のアンセル・エルゴートの作品は、ウエスト・サイド・ストーリーしか見てませんが、個人的にはこちらの方の役の方が好きです。彼の魅力が輝いてたと思います。

機会があったら、ぜひごらんくださいね。(私はNetflixで鑑賞しました)

監督 エドガー・ライト
キャスト
ベイビー:アンセル・エルゴート
デボラ:リリー・ジェームズ 
ドク:ケヴィン・スペイシー 
バッツ:ジェイミー・フォックス 
バディ:ジョン・ハム 
ダーリン:エイザ・ゴンザレス