（ストーリー）
ロンドンでやり手ビジネスマンとして働くマックス（ラッセル・クロウ）は、叔父が亡くなり
その遺産である南仏プロヴァンスのぶどう園を訪れた。
さっさと売却して帰るはずが、色々な事情で休暇をとり、滞在することに・・・
そして豊かな自然の中で、よみがえる叔父との思い出
ぶどう園に愛情を注ぎ、守ってきた人、そして美しい女性との出会いが、少しずつ
彼を変えてゆく。
南仏の田園風景が、すご～く美しいです～♪ それ見るだけでも価値あり！
叔父さんの残した家、プール（今は水の入ってない）テニスコート それらの場所すべてが、
なつかしい思い出につながっていて、そこで過ごすゆったりした毎日のなかで
、彼は失われつつあったものを再生していくんですね。
無機質なビルの中で、少々あくどいやり方で、のし上がってきたやり手ビジネスマンの彼
でも、昔は自然の中で、毎日をのびのびと、叔父さんに何かを教わりながら過ごしていました。
叔父さんの教えとは、学校では教えてくれない、人間のとって大切な事。
回想シーンで、亡くなった叔父さんが、何度となく登場してくるのですが、
マックスの子供時代のシーンなどで、心に残るいい言葉を言ってるんですよ～
例えばテニスに負けたシーンでは、負けを認めるのが男だ。勝利からは何も学ぶ事はないが
敗北は知恵を生み出す・・・とかね。正確じゃないかもしれないけど、こんな意味の言葉。
ステキな叔父さんだったんだな～て思いました。
そして未来の恋人との出会いは、自転車に乗った彼女に、マックスの車が接触したのがきっかけ。
敵対するムードの出会い方でしたが、やがてはお互いに惹かれ合うようになります。
しかしやがて休暇が終わり、職場にもどる彼。
叔父さんの遺産は売却されたのでしょうか？ 彼女との仲は？
それは劇場で観てくださいね。
可愛いワンちゃんや、個性的なキャラを演じる脇役の方の演技も、なかなかいい味だしてます。
女性の方は、素晴らしい風景と恋の物語をどうぞ楽しんでくださいね。
仕事でお疲れ気味の男性の方は、人生そんなにあくせくしなくてもいいかもな～
なんて思えるかもしれませんよ。（笑）
そしてみんなが思うかもしれないこと。それは自分にとって大切なことは何か？ってこと。
これしかないって無理して頑張ってる貴方・・・この主人公マックスのように、
ちょっとしたきっかけで、全く違う人生を歩く時がくるかもしれませんね。
人生はいつからだって、方向転換可能ですね。そんなことも教えてくれた作品でした！
（おまけの感想）
ラッセル・クロウは存在感のある俳優さんですが、正直こうゆう役はいかがなものかな～と思ってい ました。 どうしてもグラディエイターのイメージがあるのでね・・・
こうゆう役はもっとさわやかな 人が他にいるだろう～ そう思っていました。
でもなかなか熱演していて、コミカルでキュートな面を 見せてくれたと思います。
ギリギリセーフみたいな感じです（笑）
でもどう考えても、あの可愛い顔の子役が大人になって、こうなるとは思えない（結びつかない）
ラッセルの顔だけどね（笑）
それと女性との関係が、わりと淡々としていた気がします。彼女の年齢も素性も、もう少し説明があってもね～ 私としては二人の恋愛が中心になったラブストーリーと思っていたのですが
そうでもなかったですね。でもそんなの関係ない（笑）
とにかく、 私の中では美しいプロヴァンスの風景が、一番心に残りました！
