私のシネマワールド

映画の事を中心に、気の向くままに書いております。

最後まで行く

 2014年韓国で制作された作品

 日本のリメイク版を見ました。

     最後まで行く 

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刑事の工藤祐司(岡田准一)は、降りしきる雨の中、危篤の母親のいる病院へと車を走らせています。
途中別居中の妻、美沙子(広末涼子)から電話があり、今どこ? あとどのくらい? もしかしてまたお酒飲んでるの?などと、矢継ぎ早に言われ、「こっちだって急いでるんだよ。」と、つい口調が荒くなります。

そんな時、職場の上司淡島からキャッチが入り、本部から電話があり、この部署に裏金があるとゆう告発記事を週刊誌が書くそうだ。。。そして、「お前最近仙葉組と会ったか? いくらかもらったのか?きっとそれがばれたんだな」と言われます。自分一人に罪をきせようとしている淡島に対して、「課長だって」と、ぶちきれる工藤。しかし課長は「これから本部の監察が調べに来る」そう言うと電話をきってしまいました。その後に妻からの電話で、母親が亡くなった事を告げられます。
それに動揺したのか、目の前に出てきた男をはねてしまいました。あわてて男に駆け寄ると、すでに事切れていました。工藤は母親の病院にも行かなくてはならないし、近くをパトカーが巡回しているのを見て、慌てて遺体を車のトランクに隠し病院へと向かうのですが、何とタイミングの悪い事に、飲酒検問をやっていました。  
  
「マジかよ」思わずでた、この工藤の言葉、わかる気がしますね(笑) 
  
なぜかといえば、実は彼は妻の言う通り、お酒を飲んでいるので、検問でひっかかるのがわかっているから。それがわかっているからこそ緊張もマックスで、どうきりぬけようかと考えます。 酒気帯び運転だけでも、刑事にあるまじき行いなのに、もしトランクでも開けられ、遺体を見つけられたら。。さて彼はこの場を、どうきりぬけるのでしょう?

いよいよ自分の番がきた工藤は、息を吹きかけてくださいとゆう警察官に、「俺は大丈夫だから」と警察手帳を見せ、埃原署の工藤だと言ううと、その言葉に警察官は「ご苦労様です」と言いました。工藤は「年の瀬に大変だな。じゃあ」と、車を出そうとした瞬間、別の警察官で彼をよく知ってる梶が声をかけてきました。そして彼はそんなに甘くはなく、フ

ーしてくださいと執拗に言われて、ついには自ら付き合いで少し飲んだだけと言い、同僚なんたから見逃して欲しいと言います。

しかその時、こともあろうにフロントカラスにヒビがはいっているのを見つけられ、事故ですか?と言われ、車外に出るはめに。。梶は工藤に仙葉組から賄賂をもらっているのは、みんな知ってると言い、事故も起こしてるし、車内を調べさせてもらいますよと言い、工藤をあわてさせます。 

その時にどこからか携帯の着信音が。。その電話の音はトランクの中から聴こえていました。パニックになる工藤。あやしんだ梶がトランクを開けようとし、ここまでかーとお思った瞬間。後の車からクラクションが鳴り、男が降りてきました。それが県警本部の矢崎(綾野剛)でした。「どうしたんですか?」と問われて、交通課の警官に続き、埃原署刑事課の工藤と名乗ると、例の裏金の事で話を聞きに行くところでしたと言います。しかし工藤は、さっき母親が亡くなったので急いで病院に行くとろなので、署にはその後に行きますと言うと、配慮してくれて、トランクも開けずに、病院へと向かう事ができました。 


冒頭から、ここまでの間、常にハラハラ、ドキドキの連続で、見てる側も気が休まりません(笑)悪い事をしている刑事なのに、なぜかうまく逃げきって欲しいなどと思ってしまうのは、なぜなのでしょうかー?(笑)


岡田君の、追い詰められた表情や、慌てっぷり。この演技力が上手いので、つい同情してしまうからなのかもしれません。
とにかく、この冒頭のシーンで、ばっちりこの映画の世界に引きずり込まれた気がします。

        
母親と面会した後、遺体を病院から安置所へ移し、ほっとした矢先、課長からの電話が入り、署に監察が来て、おまえを待ってるぞと言われます。 母親が亡くなった事は、署の仲間には言ってなかったのですが、課長は矢崎から聞いて知っていました。工藤は親の葬儀の手配ですぐには行けないので、明日の朝になると言いました。矢崎は課長からそれ聞くと、渋々と帰って行きましたが、課長の淡島と同僚の久我山は、裏金の話をしに遺体安置所のホールに来ました。二人は明日、朝一で必ず署に来るように言い、仙はっは。組からもらった賄賂はどこに隠してる?と聞きます。すると同僚の久我山が、さっき交通課の梶から聞いたのだか、工藤が検問に引っかかったのに、車の中を見せなかったと言います。淡島は何かまずいもんでもあるのか?と、とトランクを開けます。
このシーン、けっこうバラバラしましたが、遺体はその前に別の場所に隠しておいて、難を逃れました。

翌日、12月30日、工藤は人を跳ねた車に乗っていては何かとまずいと思ったのか、その車をわざとふつけ、代車で署に出勤します。
そこで待っていと矢崎と裏金の事で話すのてすが、そのくらいの事は自分がうまくやってやる、他に何か隠してる事とか話す事はないか?と聞かれますが、、工藤はないと伝えます。矢崎は特に問題なしとして、署から出ていきます。
 
翌日、12月31日に工藤の母の葬儀は善明寺で行い、その後火葬場に運ばれる事となりました。今晩 (12月30日)は通夜はせず、自分が一晩母親に付き添うと言いました。

そして隠しておいたはねた男の遺体を母親共々、火葬してしまおうと考えたのです。

 

必死に男の遺体を運び、母親の眠る柩に押し込むとゆう罰当たりの事をやります。何とか事をすませほっとしていると、電話の着信音が柩の中から聞こえてきました。手探りそれを何とか止めたと同時ぐらいに、ドライアイスの取り替えに業者の二人組がやってきましたが、工藤は自分でやるのでいいと言って、ここでも難を逃れます。トランクの時も携帯の着信音てばれそうになったのに、またここでも〜学習能力のない工藤でした(笑)


その後、仙葉組の組長が香典を持ってやってきました。そして明日工藤の母親の葬儀が行われる大きな寺善明寺は、中央の政治家ともつながりが深く、彼らのお布施がお寺の金庫にたくさんあるとのこと。はっきり言うと、きたないお金をお寺でマネー・ロンダリングしてるらしい。その裏金の金庫番をさせていた尾田創とゆう男が、けっこうなお金を持ち逃げしたので、自分は尾田の隠れ場所を知ってるので、パクレと言います。それがてきれば、お寺の関係者も芋づる式に逮捕される事になり、マネーロンダリングの仕事は、仙葉組が引き継いでやっていける。
工藤にも大金が入り、今のヤクザから賄賂をもらうような生活から抜け出せると、もっともらしく言うのですが、要はお寺の裏金を自分のものにしたいとゆう事ですね。    工藤は仙葉の話にのり、持ち逃げした男尾田を調べます。彼は逮捕歴があったので、すぐに見つかりましたが、工藤にとっては驚くべき事が判明しました。何とその男は、工藤が車ではねた男だったのです。
その後工藤の携帯に非通知の電話があり、交通事故を起こして人を死なせた事を知っていると言いました。電話を切ると、目の前に矢崎が現れました。
本部のエリート監察官と思っていた矢崎が、まさかの工藤と同じクズだったとは。。。
彼は義理の父の植松本部長から、寺の隠し金庫の管理をまかされていましたが、尾田にカードキーと現金を持ち逃げされ、カードキーをすぐに取り返すように命じられていました。寺の金庫を開けるには、カードキーと指紋認証が必要で、指紋は矢崎はのものでしたので、本来ならカードキーが戻れば良かったのですが、結婚式当日、矢崎は式場スタッフから、記念に手方のオブジェを作りたいと言われ、型に手を入れてしまったのです。その時のスタッフは偽物で、尾田のまわしものでした。これにより、尾田は矢崎の指紋で、指紋認証を自分のものへと変えていました。
そんな時、仙葉から尾崎の潜伏先がわかったとゆう連絡がきました。なんと仙葉は工藤だけでなく、矢崎にもお金で取引し、尾田の居場所を教えていたのです。
そして向かった先で逃げ出した尾田に発砲したのです。
小田は撃たれたまま道路に飛び出て、工藤の車に跳ねられたのでした。そう、冒頭のあのシーンですね。当然工藤が跳ねる前に亡くなってた可能性が高いのてす。 
そうとも知らないく工藤は、自分がはねたと思い、慌ててトランクに遺体を入れ、その様子を見ていた矢崎は、ずっと彼を追っていたわけです。雨の中飲酒検問の時、タイミング良く現れて、工藤を病院に行かせたのも、トランクの尾田の死体が見つかったら、彼の指紋認証ができなくなるからでした。 娘を人質にされてる工藤は、母親と一緒に火葬されようとする尾田の遺体を矢崎に渡し、娘を無事に取り戻す事ができるのでしょうか?
そして、善明寺の隠し金庫の山のようなお金は誰の手に?   

 

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 とにかく、お寺での二人の激しい戦いは

 見応えがありました〜♪

眼鏡をかけてクールな雰囲気と、一変して凶暴な面もあらわにする矢崎を、綾野剛さんが好演していました。
また何より工藤役の岡田准一さんが良かったです。イライラしたり慌てたり、驚いたり、泣きそうになるくらい困ったり、追いつめられた時の表情が豊かで、こちらまでハラハラ感が 自分の事のように伝わって、より映画を楽しませてくれたと感じました。

やってる事は刑事として最低なのに、どこかで味方してる自分がいましたよ(笑)

飲酒検問のシーンも、何とか無事に通れますようにって気分でしたからー(^_^;) 

犯罪映画なのに、要所要所に笑える部分があったのも見やすかった気がします。
気軽に楽しめて、スビーディーな展開も飽きさせません。ツッコミどころもありますが、楽しめました。皆様も視聴可能であれば、ぜひNetflixでごらんくださいね。
                                                                                                      

おまけの一言

パソコンの頂上が悪くて、スマホで初めて書いてみました。慣れてないのでお見苦しいと思いますが、これから少しずつ慣れていこうと思います。

今年はあまり記事が書けませんでしたが、映画ブログのお友達と会ったり、映画クイズで優勝したり、楽しい1年でした。

来年もマイペースで、ブログを楽しみたいと思いますので、よろしくお願い致します。

皆様、どうぞ良いお年をー🖐️