私のシネマワールド

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ヘルプ 心がつなぐストーリー  ぜひごらんくださいね。

                  ヘルプ 心がつなぐストーリー 
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ストーリー
アメリカ・ミシシッピ州。1960年代当時、白人家庭でメイドとして働く黒人女性は“ヘルプ”と呼ばれていた。作家志望のスキーター(エマ・ストーン)はメイドの置かれた立場に疑問を抱き、彼女たちにインタビューをすることに。仕事を失うことを恐れて、皆が口をつぐむ中、一人の女性の勇気が社会を揺るがすことになる。
 
 
1960年代当事、白人の裕福な家庭では、ヘルプと言われる黒人メイドを雇っていたんですね~
家事も子守も任せているのに、家主は彼女達と一緒のトイレを使う事を嫌い、メイド専用のトイレを外に作る案を出したり、完全に人としての尊厳を無視しています。 勝手な理由での解雇もあります。
そんな状況を間の当たりに見たのが、大学を卒業し、久々に故郷のミシシッピ州、ジャクソンに帰ってきた、作家志望の白人女性のスキーター  久々に会った友人達は、子供をメイドにまかせきりだったり、メイド専用のトイレを外に作る運動に奔走したりで…スクターは戸惑いつつも、そんな扱いを受けてるメイド達に胸を痛めます。
そしてついに彼女は、そんな扱いに耐えてきたメイド達の本音を聞きだし、本を作り世に出そうと決心します。
その当時の社会は、そんな本音を言った事がわかれば、身の危険にも及ぶような社会状況
なかなか話してくれるメイドがいない中、ついにエイビリーンが、友人ミニーが解雇されたのをきっかけに重い口を開き、やがて他のメイド達も後に続き…そしてついに本は世に出ます。
 
彼女達は、不当な扱いにも耐え、時には笑顔も見せながら、仕事に誇りを持ち、逞しく生きている
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最初はストーリーが進むほどに、苛立つ気持ちをおさえられませんでした。
肌の色が黒いとゆうだけで、なぜそんなに差別されなければならないのか・・・
同じトイレは使いたくない 使う食器も完全に別にして…失礼にもほどがあります。
そこまでこだわるなら、なぜ子供はあずけられるのか~ なぜ食事は作ってもらって平気なのか~
全部、自分でやれよ~と、つい言ってしまいそうになりました。
それでも彼女達メイドがすばらしいのは、メソメソせず、仕事に誇りを持ち、働いていること。
影で涙しても、時には仲間と雇い主の悪口を言い合い、笑ったりして逞しく生きています。
また、白人ながら彼女達のおかれた立場を理解し、なんとかこの差別の状況に終止符を打ちたいと願い
メイド達の心を開いた、スキーター  友人達を敵に回す事になってもぶれない彼女の信念 行動力 勇気
その姿には、とても感動しました。 ルックスも とってもキュート
 
 
1960年代前半のアメリカは、こうだったんだな~
人種差別撤廃を求める公民権運動が盛り上がる一方で、人種差別の旧体質が変わらずにいる地域
そのはざまな時代 このジャクソンではまだまだ人種差別が行われていたとゆうことです。
今や黒人は、スポーツ界でも 音楽のジャンルでもその才能を発揮し、大活躍。
そんな彼らを見ている我々からすると、この扱いはリアルに伝わってはきませんが、現実にはこうだったんだと再確認すると共に、それがどんなに愚かで恥ずべき事か、心から思いました。
また、そんな中でも誇りを持って生きるヘルプ(黒人メイド)達や、彼女達の為に救いの本を出したスキーターには拍手です~  強い女性は魅力的!
実在の女性達の事を書いたストセラー小説の映画化です。すばらしいですね。
はたしてその本によって、彼女達をと取り巻く環境は。。そして彼女達自身は変わったのでしょうか?
あとは映画館で、確かめてくださいね。
 
特に女性はこの時代のファッションもすごくステキで楽しめますよ~
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また女優さん達も魅力的に演技してて、輝いてます。
ミニー役のオクタビア・スペンサーは、先日のアカデミー賞で、助演女優賞をとりましたね。
お勧め作品です。興味のある方はぜひごらんくださいね!