アメリカン・ギャングスター見応えあり。音楽最高!
(ストーリー)
70年代初期、ニューヨークが舞台
フランク・ルーカス(デンゼル・ワシントン)は長年仕えてきたギャングのボスの死をきっかけに、
1匹狼として生きることを決意。独自の麻薬ルートでビジネスを展開するようになる。
やがて麻薬王へとのぼりつめ、成功を手にするが、普段の彼は身なりもきちんとし家族を愛し
目立たないことを信条にする男だった。彼の素顔はベールに包まれたままだった。
一方、汚職がはびこる警察組織の中で
正義を貫こうとする刑事リッチー・ロバーツ(ラッセル・クロウ)
彼もまたある意味正直者ゆえ逆に浮いてしまう1匹狼だったが
信頼できる者ばかりで新設された麻薬捜査チームのリーダーになったことで
ベールに包まれた麻薬王の存在へと、一挙に捜査の手はのびてゆく。
なんたってオスカー俳優の実力者同士の二人、
それが麻薬王と麻薬捜査官とゆう相反する立場での共演
もう、これだけでも観たい・・そう思わせる映画です。
フランク・ルーカスは、ギャングでありながらも、頭のいい家族想いの男
愛情深い母親の元、多くの兄弟と共に育った。
そんな彼が、なぜこんな世界に入ってしまったのかは、ラストのほうでわかります。
幼い頃のある体験が、彼の価値感を変えてしまったようで・・・
同情すべき背景はあります。だから悪役なのに憎みきれないのかもしれません。
でもだからと言って、麻薬とゆう人間を破滅へと追い込む物を社会に流しているその罪は
決して許されるものではありません。
だからこそ、ラッセル・クロウ演じるところの正義感あふれる刑事が、
すごくカッコ良く見えちゃいました。警官の汚職が公然となされる中にあっても
気持ちがゆるぐことなく、正義を貫く姿は本当にカッコイイです。
特に信頼できる仲間とでチームを作り、そのチームのリーダーに任命されてからは
まさに水を得た魚のように動き回り、どんどん陰の存在 悪徳刑事を追い詰めて行くその姿に、
スカッとしたのは、私だけでしょうか~
そしていよいよクライマックス ついに2人の人生がリンクする時が
取調べ室での男二人の会話、駆け引きも見応えあります。
さあ、いかがでしょうか~
ギャング映画としては、女性でも観やすい作品だと思うのですが・・
後味もそう悪くないですよ。
もしよろしければ観てくださいね~!
(おまけの一言)
70年代のファッション、音楽も楽しめますよ~
特に音楽は、映画の内容と関係なく、足で拍子をとってたりして(笑)
音楽.かなり良かったな~(^ε^)♪
監督:リドリー・スコット/製作:ブライアン・グレイザー
出演 :デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウ
2007年 / アメリカ