私のシネマワールド

映画の事を中心に、気の向くままに書いております。

クヌート可愛いね。トーマスさん、小さな命を助けてくれて、ありがとう!

クヌート あなたはなんて可愛いの~

               
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ドイツのベルリン動物園に小さな命が誕生した。ホッキョクグマの赤ちゃんクヌートだ。しかし、母グマが育児放棄してしまったため、クヌートは人工哺育されることに。飼育係のトーマスの愛情を受け、すくすくと成長していくクヌート。一方、カメラは北極に暮らすホッキョクグマの親子や、ベラルーシの森林で母親なしで暮らすことになった二頭のヒグマの子供たちの姿も映し出していく。

原題:Knut and Friends  監督:マイケル・ジョンソン 脚本:テレザ・アルト、マイケル・ジョンソン
ナレーション:藤井フミヤ 製作国:2008年ドイツ映画 上映時間:1時間32分 配給:角川映画                              goo 映画 より           

皆さん、クヌートのことは、知っていますか? 

ベルリン動物園で生まれ、母親に育児放棄され人工保育で育った2頭のうちの、生き残った1頭の赤ちゃ

んグマです。残念ながらもう1頭は育たなかったようです。クヌートはきっと生命力が強かったのね。

私もニュースで知っていましたが、大きなスクリーンで観るクヌートの無垢で無邪気なその姿。

もう可愛くて可愛くて、ただただニンマリしてしまいました。まさに生きてるぬいぐるみのようです~♪

飼育係のトーマスさんを慕い、甘えて、後をチョコチョコ追う姿は観ているだけで、ハッピー

お水を怖がり、なかなか泳がないクヌート。。 

トーマスさんの腕を甘噛みしながら、安心して眠るクぬクヌート とってもとっても可愛いです。
                
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同時進行で北極の親子クマ・・そして母親をなくしたベラルーシの森林の2頭のヒグマの姿も追っていきます。

そこからは生きることの厳しさ そして生命の力強さを感じます。

生きる場所は違っても、みんな一生懸命生きてる。。その姿には感動します。

そんな彼らが絶滅しないよう、地球温暖化の問題、考えていかなければりませんね。

映画アースなどのほうがメッセージ性はあるとは思いますが、少なくても、小さな子供達が人気者のクヌ

ートを知り、それがやがて地球温暖化の問題に興味を持つきっかけとなってくれたら、それだけでも、彼

の存在は大きな意味があると思います。

そしてとても悲しい事ですが、クヌートを心から愛し、母親の代わりとなり立派に育ててくれた飼育係の

トーマスさん。。彼はもうこの世にはいません。去年、44歳とゆう若さでお亡くなりになりました。

私はその事を知っていたので、映画を観ながら、とてもせつなかったです。

クヌートも、今まで見ていた彼の姿が見えなくなり、どんなにか彼を探し求めたかと思うと、悲しくてたまりません。

今クヌートに言う言葉があるとしたら。「トーマスさんが一生懸命救った命、大切にするんだよ。長生き

するんだよ。」ってことかな・・・

世界中の注目を浴びるクヌート人気ですが、体も大きくなり、そのうちフィーバーぶりも落ち着くことで

しょう。でもみんなの胸の中には、トーマスさんと戯れる小さくでやんちゃなクヌートの姿が

いつまでもやきついていることでしょうね。そしてずっとずっと大好きだと思います。

きっとこれからも世界中の方がトーマスさんの代わりに、クヌートを優しく見守っていくと思います。

映画としては、ドキュメンタリーですので、やや単調かもしれませんが、動物好きな私にとっては、可愛

いクヌートの姿を見てるだけで大満足でした!

皆さんもこの夏、映画館に可愛いクヌートに会いにいきませんか?


(おまけの一言)
そうそう、藤井フミヤさんのナレーションも、なかなか良かったですよ。
落ち着いた語りで、思ってたより良かったです。