私のシネマワールド

映画の事を中心に、気の向くままに書いております。

ビア アフター

                 ビア アフター
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                 ストーリー
霊能力者としての才能にふたをして生きているアメリカ人のジョージ(マット・デイモン)、津波での臨死体験で不思議な光景を見たフランス人のマリー(セシル・ドゥ・フランス)、亡くなった双子の兄と再会したいイギリスの少年マーカス。ある日のロンドンで、死に取りつかれた3人の人生が交錯する。
 
 
冒頭、津波がリゾート地を襲うシーンがあるのですが、クリントイーストウッドの作品で、ここまでのCGシーンは見た事がありません。
恐ろしい~ まるでテレビで見たスマトラ沖地震を思い出してしまうような迫力。
リアルで、これからまるでパニック映画が始まるのでは?と、思ってしまうような始まり方でした。 
むしろそのまま、その路線の映画でも、おもしろかったのでは?。。
な~んてね・・ちょっと思うくらいでした。
 
その後は、いつものクリントイーストウッドの作品に戻ったとゆう感じで、静かに物語は進んでいきます。
 
形は違えど、死後の世界とかかわりあった三人のストーリー
霊との交信をする能力を封印し、平凡に生きたい男の苦悩
津波死にかけた時見た光景が、その後の生活を変えてしまうマリーのとまどい
アル中の母との暮らしの中で、支えあって生きてきた双子の兄を失った弟の悲しみ 
それぞれの苦悩が、画面から伝わってきました。  
その三人が出会った事で、未来への希望が見えてくるようなラストです。
 
 
音楽も映像も美しく、見る人それぞれに、色々な想いを投げかけてくれる作品でした。  興味のある方はぜひ劇場で・・・
 
個人的には、自分の理解力がないせいか(笑)。。ややわかりずらい部分もありました。