私のシネマワールド

映画の事を中心に、気の向くままに書いております。

小さいおうち 黒木華さんが良かったです。

                          小さいおうち 
 
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     ストーリー 
健史(妻夫木聡)の親類であった、タキ(倍賞千恵子)が残した大学ノート。それは晩年の彼女がつづっていた自叙伝であった。昭和11年、田舎から出てきた若き日のタキ(黒木華)は、東京の外れに赤い三角屋根の小さくてモダンな屋敷を構える平井家のお手伝いさんとして働く。そこには、主人である雅樹(片岡孝太郎)と美しい年下の妻・時子(松たか子)、二人の間に生まれた男の子が暮らしていた。穏やかな彼らの生活を見つめていたタキだが、板倉(吉岡秀隆)という青年に時子の心が揺れていることに気付く
 
 
 
タキが亡くなり、親類・荒井健史(妻夫木聡)は、遺品の整理で大学ノートに書かれたタキの自叙伝を見つける。 
 
ストーリーは、その自叙伝に書かれた内容をなぞるように、若かりし頃、、女中をしていたタキの生活を中心に進
 
んでいきます。タキの奉公先の平井家の秘密。。それは美しい年下の妻時子(松たか子)が、ある時から、出
 
りするようになった、夫の部下の青年、板倉(吉岡秀隆)を想うようになったこと。 
 
そしてタキの秘密は、時子から託された、板倉への手紙を渡さなかったこと。 
 
その罪の重さを、まじめなタキは死ぬまで抱え込み、苦悩していた様子がわかります。 
 
女中の立場でありながら、一度はタキに、板倉との関係を自重するように言ったタキ。 そして手紙を渡さなかっ 
 
たタキ。 そこにあるのは、奉公先の家庭の平和を守る為の気持ちなのか、それとも自分の中にもある板倉への 
 
気持ちだったのか。。はたまた姉のように慕う時子への気持ちだったのか、そのへんは想像の域を超えられま
 
せんでしたが、最後まであらゆる想像を掻き立てられた映画でした。 
 
タキを演じた賠償千恵子さんのおばあちゃん役は、とてもキュートで良かったです。 
 
妻夫木君とのやり取りも楽しく、温かい気持ちになれました。 
 
でも何といっても一番良かったのは、タキの若い頃を演じた黒木華さんかな? 
 
仕事熱心で、控えめながらもはっきりものを言う、素朴でしっかりしたタキ役を見事にこなされたと思います。 
 
すっきりした和風のお顔も、昭和11年にふさわしくて良かったです~♪ 
 
彼女は、この役で第64回ベルリン国際映画祭銀熊賞(最優秀女優賞)に輝いたのですよね。 
 
本当におめでとうございます。今後の活躍も期待してます。 彼女が出た「船を編む」も観てみたいな~! 
 
板倉を演じた、吉岡秀隆さんは、この役にはちょっとどうかな~?とゆう気がしました。 
 
何しろ妖艶な時子奥様が、数回会っただけで心を奪われる青年ですから~  
 
そうゆう魅力を感じる事がどうしてもできず、個人的には、その部分は説得力がないように感じました。 
 
もちろん吉岡さんは、素敵な俳優さんですし、三丁目の夕日などで十分その魅力を発揮していられますから
 
あくまで今回の役には合わない気がした。。とゆうだけですが。。。もう少し、一目見ただけでも、その仕草 話し方
 
目力などでゾクっとする俳優さんがいなかったものかと、ちょっと思ってしまいました~ 
 
観る方により、色々な解釈ができる作品かと思いますが、女性はけっこ、こうゆう作品、好きじゃないかな~と思 
 
います。興味のある方、映画館にレッツゴーですよ。
 
 
 (おまけの一言)
ご無沙汰してしまい、申し訳ありません。
色々と忙しくしておりました。 夜だけは、リアルタイムでオリンピックを見ていましたが。。
いや~真央ちゃん、本当に残念でしたね。まさかの16位。 今晩のフリーは、もうメダルは考えず、本当に自分の満足いく演技ができるよう、頑張って欲しいと思います。
真夜中ですが、頑張ってリアルタイムで応援しようと思います。
ソチオリンピックも残すところ数日、 あと少し夜更かし応援をしようと思います。