東京の大学を卒業した23歳のタマ子(前田敦子)は、父親がスポーツ用品店を営む甲府に戻って来る。彼女は特に就職活動をするわけでもなく、ほぼ毎日惰眠をむさぼり、ぐうたらな日々を送っていた。父親に仕事を探せとせっつかれても聞く耳も持たず、たまに起きているときはマンガやゲームに没頭していたが……。
予告編
特に大きな山場があるわけでもありません。 大学を出たものの、実家に戻り、自堕落な生活をして
るタマ子の日常を、淡々と切り取っただけなのですが、不思議な魅力がある作品でした~♪
食事中にメールをする、離婚して今は一人暮らしの父親に食事を作らせ、手伝いもしない23歳のタマ
子、 ついつい親の目線で見てしまいますね。何をやってるんだろう、ただ飯を食べさせてもらうなら、
自分で父親の分まで食事の用意ぐらいしろ。。娘ならそう言いたいシーンがいっぱい(笑)
でも何だか憎めないキャラなんです。父親に内緒で履歴書を書いたり、実家のスポーツ店に出入りし
でも何だか憎めないキャラなんです。父親に内緒で履歴書を書いたり、実家のスポーツ店に出入りし
てる少年が写真屋の息子なので、その子の親が写真館にいない時に、無料で面接用の写真を撮ら
そ、冷めたタマ子の口からは出ないような要求を言った時は、思わず笑ってしましました~!
どこかでは本人も就職しなければとわかってるんだな~と思わせるシーンです。でもそれを表に出
すのが恥ずかしいのか、隠れてやってるのが、可笑しかったです。
父親に再婚話が持ち上がった時には、紹介相手を観察に行ったり、別れた母親に電話したり
その動揺ぶりが、なんだか可愛らしかったです。本当に冷めた子は何に対してもクール。この件で
私はタマ子の本質を見た気がしました。父親、好きなんですね~(笑)
うん、私もこのお父さん、けっこう好きかな~ 温かさを感じます。 男やもめでも、決してコンビニ弁当
やカップラーメンが出る事もありません。いつも手作りのお料理が並ぶ食卓、、タマ子と父親はさして
うん、私もこのお父さん、けっこう好きかな~ 温かさを感じます。 男やもめでも、決してコンビニ弁当
やカップラーメンが出る事もありません。いつも手作りのお料理が並ぶ食卓、、タマ子と父親はさして
会話をするわけでもあrませんが、それでもこの毎日食事を共にする。。その事自体が、とても大事な
事のように、この映画を観て改めて思いました。そしてこの映画で一番私が好きなのは、二人の住む
家の様子。 食事のシーンでは、食卓の周りがよく映るのですが、ボードに色々な物がピンでとめて
あり、その片方が落ちてる、本棚の中のみならず、食卓の上にも本がおいてある、食卓には父親の
晩酌のビールや、麦茶のポットなどがあり、本当に私達と同じ、生活感丸出し。このリアル感がとって
もこの映画の好きなところです。ある人気ドラマで、主役の男性がよく行く小料理屋。。いつも整然とし
て、料理を作ってる気配もまるでなし。そのお店のシーンを見て、いつも違和感を感じてた私です。
よくあれで放送OKになってるな~とゆう感じ。
この映画は、その逆で小さな事にまでこだわり、生活感をリアルに出してるのが、とても好きです~♪
例の写真館の少年なんですが、けっこういい味出してます~台詞も自然で、見た目も素朴。
この子に彼女いるのが、またおもしろい(笑) おとなしそうなのに、タマ子にも、けっこう小生意気な
この子に彼女いるのが、またおもしろい(笑) おとなしそうなのに、タマ子にも、けっこう小生意気な
口をきくのが意外性があり、笑えます。
季節がめぐっても、タマ子に大きな変化はありませんが、それでもお店の看板を出したり、洗濯物を
干したりと、少しずつ家事を手伝うようになっていきます。。もっと劇的変化を期待していた方には、
がっかりかもしれませんが、私はこの緩やかな変化もいいな~とゆう感じです。
なんとなく、なんだかんだ言いながら、この子は数年後には、いいお母ちゃんになってるかもしれな
いな。。そんな気持ちになりました。
人生の中で、そんなモラトリアムな時期は、誰にでもあるのかもしれません。
親ならば、自分の子のそんな姿に、一度は遭遇することがあるかもしれません。(あったかな?)
でも、その姿にイライラしても、顔を見たくなくても、毎日食卓で向き合い、食事を共にしていれば
親ならば、自分の子のそんな姿に、一度は遭遇することがあるかもしれません。(あったかな?)
でも、その姿にイライラしても、顔を見たくなくても、毎日食卓で向き合い、食事を共にしていれば
いつかは1歩を踏み出して行く。。そんな気持ちにさせてくれた作品でした。
あまり何も言わない父親が、「タマ子、お前、夏が終わったら、この家出てけ。。就職が決まっても、決
あまり何も言わない父親が、「タマ子、お前、夏が終わったら、この家出てけ。。就職が決まっても、決
まらなくても、とにかく家を出ろ」後半で、そうタマ子に言うシーンがありましたが、それに対し、タマ子
はややびっくりしながらも、少し間があって「合格」と言います。 ふふふ、タマ子も、その言葉を待って
いたのかもしれませんね。 娘に甘い父親が、言いたくても言い出せなかった言葉をやっと言った
その事に対しての評価が「合格」。。。なんか面白いシーンで好きでした。
モラトリアム(人間の発達を可能にする準備期間のこと)
女子テニスシングルの決勝が終わりました。
万全の体調でもなく、33歳とゆう年齢にもかかわらず、頑張りましたね~!
明日の男子決勝も楽しみです。 錦織圭君の頑張りもあり、このところテニスをよく見るようになりました。頑張ってる姿には、いつも元気をもらいますね。