やっと観れました! ゆれる
ゆれるを観てきました。前から観たかったのですが、近くでやってなくて、・・・
故郷を離れ、写真家として自由奔放にいきる弟・猛(オダギリジョー)
実家のガソリンスタンドを継ぎ、父と確執のある弟との間で気をつかう兄・稔
稔のガソリンスタンドで働く幼馴染みの智恵子
兄は彼女に好意を持っていると知りつつ、弟は彼女と一緒の時を過ごしてしまう。
そんな3人が兄(稔)の誘いで渓谷へ行った時、事件が起きた。
すでに弟(猛)に気持ちがある智恵子は、つり橋を渡って写真を撮りに行った猛を追う。
走ったのでつり橋がゆれ、危ないと思った稔は後から彼女を守ろうと抱きしめる形になる。
そんな彼を智恵子は突き飛ばし、ショックを受けた稔も今度は逆に彼女を突き飛ばしてしまう。
そして遠くから偶然この場面を目撃した弟(猛)の視界の中に見えたのは
智恵子がつり橋から、落下してゆく姿だった。
事件か事故か、稔が彼女を突き落としたのか、そして、自分との関係を知っていたのか
猛の気持ちは、その事件をきっかけに、ずーとゆれることになる。
で、観ている私達の気持ちも一緒にゆれはじめます。(ユーラ ユーラのまさにつり橋状態。)
稔がやったんじゃないか?いやいや、たまたまそこにいただけ とかね。
その後も裁判があったり、温厚な稔が初めて猛に毒ずく場面があったり
兄弟のきずなの、強さともろさ、誰にでも心の奥底には、闇の部分があることなど
色々と考えさせられました。
私の好きなシーンは、最後のほうで猛が泣きながら子供みたいに、通りの向こうにいる稔を
(兄ちゃん 兄ちゃん)と、呼ぶシーン。
あの時彼は、幼いときの弟の顔になっていましたね。
色々あったけれど、この事件で初めて本音でぶつかった彼らには
前よりも強い絆が生まれたと感じました。
家族ってやっぱり、かけがえのない存在ですね!
それにしても、オダギリジョー、香川照之の演技には、ひきこまれたな~
観ごたえがあったから、帰りに友人とお茶した時は、すご~く話がはずみました。
皆さんも、観てみてくださいね!