私のシネマワールド

映画の事を中心に、気の向くままに書いております。

王の男 見ごたえあり!

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 王の男

 観てきました 観てきました!話題の映画、王の男!
(ストーリー)
 チャンセン〈カム・ウソン)とコンギル(イ・ジュンギ)は、大衆の前で綱渡りや、芝居をする芸人。
 軽やかな身のこなしで綱の上で芸をするチャンセンと、女のように美しいコンギルの2人は、
 人気を得るが、都での芝居が、史上最大の暴君の王、ヨンサングスを侮辱したとして、
 捕らえられてしまう。だが、彼らの芝居を見た王が、気に入ってくれたことから、宮廷芸人となり、
 安定した生活ができるようになる。
 しかし、美しいコンギルを王が気に入って、1人だけ部屋に呼びつけ、
 共に時間を過ごすようになると、おもしろくないのは妾のノクス。
 王の心を盗んだ、コンギルを罪に落とし入れようとするが・・・
 いっぽう相棒のチャンセンも、王の命ずるまま、彼の元へ行くコンギルを
 心配し、宮廷を出ようと言うのだが・・・
 王の宮中での孤独で寂しい心を知ったコンギルは・・・?
 後は、見てのお楽しみね!

 ま、てっとりばやく言うと、美しい芸人コンギルをめぐる王と、相棒チャンセンの
 愛の物語ってとこかも。それに歴史がからんでくるんだけどね。
 結構、見ごたえがあり、おもしろかったです。

 王の男てゆう作品名だけだと、男色の王にみそめられた男 みたいな
 スキャンダラス的なイメージしか持てなかったけど、
 観たら、もっともっと中身があって、せつなくてググ~て泣きたくなる場面もあったし
 彼らの芸人魂に、感動すら覚えました。

 私が思うには、相棒のチャンセンのコンギルに対する気持ちは、友情とゆうよりは
 愛情に近かったのでは?・・そう思いました。
 口に出さなくても、ところどころのシーンで、そう伝わった場面があったし
 で、なければ命を投げ出してまで、彼を守ろうとはしないでしょう。
 コンギルの気持ちも、同じじゃないかな?

 彼らの芸のシーンは、スクリーンの中の大衆になったような気持ちで
 楽しく観れました。
 結構きわどい芝居なのですが、それがあまり下品に感じられなかったのは
 ひとえにコンギルを演じている、イ・ジュンギの品のある美しさにあります。

 彼は、ホテルビーナスにも出てたんですが、あの映画では音楽が良かった印象以外
 あまり、記憶に残ってないんです。
 でも、今回のコンギル役は、彼に適役ですね。
 切れ長で、涼しげな目が、あの時代の美しい男にピッタリだと思いました。

 この作品、好みが別れそうですが、私はとても楽しめました!
 ぜひ、観ていただきたいです!