私のシネマワールド

映画の事を中心に、気の向くままに書いております。

ようこそ映画音響の世界へ 楽しめました~♪


                    ようこそ映画音響の世界へ

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ようこそ映画音響の世界へ。。を鑑賞しました。
映画にとって音が大きな影響力を持つとゆうのは、誰もが思う事だと思いますし、アカデミー賞でも録音賞、音響編集賞など、音の分野での評価もきちんとされていますね。
この作品は無声映画に代わり、1927年、初めてのトーキー「ジャズ・シンガー」が誕生してから今日に至るまで進化を成し遂げてきた、映画音響の世界にスポットを当てた、貴重なドキュメンタリー作品です。
 
ジョージ・ルーカススティーヴン・スピルバーグソフィア・コッポラ
アン・リー  バーブラ・ストライサンド  ロバート・レッドフォードなど 
著名な監督や俳優が、それぞれの視点で映画においての音についての考えを 短くも的確な言葉で話してくれています。
           ↓
音の力は計り知れない  映画は映像と音の2つでできている
音は感情を伝える  映画を左右する  映画の音は感覚のアート イメージに直結 
一部ですがこんな言葉をを使いながら現場でのエピソードなどのお話もあり、興味深かったです。

他にも、「E.T.」「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」でアカデミー賞音響効果編集賞を受賞したベン・バートや、「イングリッシュ・ペイシェント」で第69回アカデミー賞音響賞を受賞したウォルター・マーチなども出演しています。 
普段は裏方で活躍されている、 音響技師・編集技師 サウンドデザイナーの方々の、なかなか知る事のできないお仕事の内容を、こうして映画を通して伝えていただくとゆうのは、何とも嬉しい限りですね~♪


この業界は女性の活躍も多いらしく、何人かが登場して発言されてました、指先でやる仕事で筋肉は必要ないから(笑) 男性に限らず女性でも仕事はこなせるとおっしゃってました。そして好きな仕事をして、そのうえお金をいただけて幸せだと。。。それはそうでしょうね。
このお仕事をしてる方は小さい頃から、音に対する何らかの興味を持っていた方が多くて、親に買ってもらったテープレコーのテープを切り貼りしてつないだりして遊んでいたようです。 そうゆう意味では彼女の言うように好きな事を仕事にし、お給料もいただけるわけですから最高ですね。
大変な事もたくさんあると思いますが、好きな事だからこそ情熱を持って頑張れる。。。女性達の充実した顔が、そう物語っていました~♪ 

 

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そうそう、本作品の監督も女性なんですね。監督ミッジ・コスティンは、映画音響に関するドキュメンタリーの製作にあたり「男性だけの歴史にしたくなかった」と語っていらっしゃいます。

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音の世界は奥が深くて、例えばキングコングの声などは、動物園に行き、あらゆる動物の声を録音し重ね合わせ加工 ジェラシックパークの今は存在しない恐竜の声なども同じく色々な猛獣やその他の音を重ねたり逆回転させたりして、独特の声を作り上げたようです。 キングコングだから、ゴリラとか猿のリアルな声を録音するだけ、とゆう単純な事ではないのですね。


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トム・クルーズ主演のトップガンなども実際のジェット機の音を録音してみたものの、退屈で弱々しく迫力に欠けると感じたセス・ホール(音響編集主任)は、動物の迫力のある声を重ねてみたそうです。

            

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しかしその作業には時間がかかり、スタジオは理解してくれず、重役から「音は重要じゃない」と解雇を言い渡されたそう。ところがその数か月後
オス
カー候補になり、彼女には花束が届いたのだとか。。。
「音が重要だった」とゆうメモ入りで。。。(笑)

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こうしたエピソードも、この映画ならではの初めて知る事で、普通の映画作品とはまた別のおもしろさがたくさんあります~♪
 
シーンによっては、スタジオでのアフレコや、同じようにスタジオで色々な物を使ったり、氷の上を歩いたりして効果音を出す方達もいらっしゃり、昔ながらのやり方とコンピューターを使って加工した最新技術で作り上げる音など、色々な形で映画を支えているのですね。
そんな作品を観れる私達は幸せだな~と改めて思いました。 
だからと言って、とりわけ音を意識して観る事はありませんが、これまで以上に映画を楽しめそうです~♪

ストーリーの中では「ジャズシガー」「「キング・コング」 「市民ケーン」「鳥」
ゴッドファーザー」「スターウォーズ」「地獄の黙示録」「トップガン」「ロスト・イン・トランスレーション」他
懐かしい映画が少しずつ登場し、音響関係者や監督のコメントと共に楽しめました~♪
映画好きの方にはたまらない作品です。

私がこの映画を観たのは次男がラインで教えてくれたからです。
おもしろかったので、行って良かった~♪

こちらの映画館ではもう終わってしまいましたが、機会があったらぜひごらんくださいね!


(おまけの一言)
●この映画音響の世界へようこそ。。の中にも出てきた映画トップガン
その続編「トップガン マーヴェリック」が作られたのですね。
なぜに今更?と思わない事もありませんが、当時大ヒットした作品だけに、このタイトルだけでも集客が見込める可能性はありますし、30年たった今もトム・クルーズは現役のトップスターですから、メリットがありますね。

はたしてどんな内容なのか、トップガンとトムファンの方は、今からワクワクでしょうね~ 個人的にはあの時の一番カッコイイ&初々しい時の彼の姿のままで、この作品は完結してるので、今更な~とゆう気もします。 

見たいような見たくないような。。(笑)
もちろん今でも体も鍛えてるし、若々しい彼ですけどね。。。 

 それよりミッツションインポッシブルの次回作の方が、個人的には楽しみだな~♪ 

●さて11月も今日で終わりですね。
もっと投稿したかったのですが、今月は孫の2歳の誕生日、他の孫の3歳の七五三など、孫関係の用事でマゴマゴしてる間に(笑) 終わってしまっ
た感じです。 来月はもう少し頑張りますので、よろしくお付き合いくださいね。