私のシネマワールド

映画の事を中心に、気の向くままに書いております。

THE GUILTY/ギルティ (2018)

         
        THE GUILTY/ギルティ (2018)

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                 あらすじ
  ある事がきっかけで現場を離れ急通報司令室のオペレーターとして職務をこなす警察官、アスガー・ホルム(ヤコブ・セーダーグレン) その日彼は、夫に拉致されたとゆう女性イーベンからの通報を受ける。
どうやら家には子供達が残されているようで、女性はそれも気がかりな様子。
事態を重く見たアスガ―は、女性との会話だけを頼りに情報を得ると共に、他の部署にも協力を得て、事件解決の為にアドバイスをしていく。まずは家に残された子供達を保護するべく動き出すのだった。
 
と、まあこんな内容なのですが、とにかく地味な映画です(笑)
出てくるのは制服姿のおじ様ばかり。美女もイケメンもいません(笑) 
場所もオペレーションルームのみ。移動なし(-_-;)

                        

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常に目に入るのが主人公の警察官、アスガー・ホルムのドアップの顔ばかり。
スピーディーな展開もなし。 黙々と話す。聞く、答える、(笑)                  

                          

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それでもアカデミー外国語映画賞デンマーク代表に選出されたり、第34回サンダンス映画祭他、世界の映画祭での観客賞を受賞、全米最大の映画批評サイトRotten Tomatoesの評価も高いとゆうのですから、低予算にして素晴らしい作品を世に出したとゆうことですね。
 
確かに自分も最初は、スピーディーな展開もないストーリーにやや退屈しながら見ていました。でも気がつけば集中して最後まで見てしまいましたので、やはり地味ながら魅力的な作品なのだと思います。
 声や息ずかい、周辺の物音だけで、その状況や環境、本人の気持ちなどを把握して、アドバイスを取り入れながら追跡していくとゆうのはむずかしい事ですが、それだけに見る側にしたら、ある意味新鮮かもしれません。
 
車の色や他の情報を電話でイーベンから聞きだし、位置を確認し、何とか走行中の車を見つけたい、行先を調べようとするアスガ-  イーベンとのやり取りのシーンは、こちらもやや緊張感を持って見てしまいました。車が見つかって欲しい、ご主人に何かされる前に助け出して欲しい、そんな気持ちで見ていました。
 
しかし、後半何となく何かがおかしい~とゆう気持ちになってきます。
詳しくは言えませんが(知ったらつまらなくなります)それはその車が向かう先がわかった時に抱いた気持ちです。
 そして拉致されたにしては、なぜに何度も電話をかけれるのか~ここです。このあたりから、もしかして自分が思ってきたことは、本当にそうなのだろうかと思い始め、どんどん作品に引き込まれていきました。
主人公は、最後までやや暴走しつつも、この誘拐事件を解決しようと努力します。
そしてそんな中で彼自身も自分と向き合う瞬間を得たのでした。
 
ラストは、とても感慨深いものがあります。  興味のある方、ぜひごらんください。
地味ながら、見ているうちに引き込まれていく作品です。緊張感を持ちながら、アスガー・ホルム警察官と共に推理してみてくださいね。

2018年 デンマーク映画 監督グスタフ・モーラー

主人公のアスガ―ホルム警察官役 ヤコブ・セーダーグレン
スウェーデン生まれ、デンマーク育ちの俳優さん。映画、テレビ、舞台などで活躍され、高い評価を得ている俳優さんのようです。

ラストにやっと色味のある写真を載せる事ができました~(笑) 
日頃の彼の方が、イケメンですね(笑)

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