私のシネマワールド

映画の事を中心に、気の向くままに書いております。

今さら言えない小さな秘密 笑ってほっこりできました。

 

                 今さら言えない小さな秘密

                                                         

      f:id:you1825m:20210221191836j:plain

 

今さら言えない小さな秘密を見ました。
フランスの国民的作家ジャン=ジャック・サンペの同名小説を映画化した作品です。


南仏プロヴァンスに住む、村一番の自転車修理工、ラウル、可愛い子供達と美しい妻、幸せに暮らしています。          

しかし彼には誰にも言えない秘密がありました。

実は彼は自転車に乗れないのです

 f:id:you1825m:20210222171806j:plain

                        

小さい頃、自分なりに何度も練習したのですが、どうしても転んでしまい、乗れないままに大人になってしまいました。彼はその事かバレないように、子供の頃からありとあらゆる手段て奇跡的にも隠し通してきたのです。

なぜ自分だけが乗れないのか自転車を解体して研究するうち、皮肉にもいつしか自転車そのものには詳しくなり、今や村一番の自転車修理工で、村人達から一目置かれる存在になっていました。

ところがその彼の平和な生活を脅かす事態が起きました。
村に写真家の エルヴェがやってきたからです。

彼は村で暮らす人達を写真に収め、「村人の顔」とゆう写真集を出している有名な写真家でした。
カフェで偶然会い親しくなった二人。

f:id:you1825m:20210222172039j:plain

当然村一番の自転車屋さんの家族を写真に撮りたいと言ってきましたが、困った事になりました。

自分達家族を写真に撮るのは良しとしても、何と妻のマドレーヌーが「私は夫が自転車に乗ってる姿を一度も見た事がない。ぜひ自転車に乗って走ってる夫の姿を写真を撮ってほしい。。。」

なんともそんな提案をしたのです。

 f:id:you1825m:20210223122646j:plain
こんな美しいセクシーな奥様の頼みごと、きいてあげたくなりますね。


f:id:you1825m:20210223124600j:plain

       
そのやり取りを偶然聞いてしまったラウル。慌てるわ、困るわで、あれやこれやと策を練りますが、最終的には仕方なく乗ることを決意します。

f:id:you1825m:20210221191714j:plain

 

果たして彼は生まれてこの方、乗れていない自転車を乗りこなすことができるのでしょうか? それとも乗れない事が村人や妻にばれてしまうのか。。。そしてその後の生活はどう なるのか?

 

 

最初このタイトルを見た時、えっ?  いったいどんな秘密が? 
と思いきや、さほどの秘密ではありませんでした(笑)

正直自転車に乗れないくらい、どうってことないのに~とも思いましたが、本人にしてみれば自転車に乗れない事が死ぬほど恥ずかしく、誰にも知られたくない事なのです。

特にこの小さな村では歩く以外は小さな子供から老人まで自転車で移動しているのです。

そんな環境がよりラウルに乗れない事を人に知られたくないと言う気持ちにさせました。

 

子供の頃、ラウルは郵便配達員の父親と2人暮らしでした。
その村ではたいてい親の家業を子供が継ぐのが当たり前。

ラウルも父親と同じ郵便配達員になりたいと思っていました。

補助輪をつけた自転車で父親の配達について行ってたうちは良かったのですが、補助輪を外したらまるで乗れないのです。人のいないところで練習しますがバランスを崩してすぐに倒れてしまいます。
        

  f:id:you1825m:20210222003544j:plain


それからは自転車に乗った友達からの誘いも、父親からの誘いもうまい理由をつけて断り、学校での自転車に乗らなければならない行事も、あの手この手で避けるようになりました。その様子がなんだかかわいそうな反面、滑稽にも見えて、「クス」って笑ってしまいました。

   僕は行かないよ~本を読まなきゃ。。。
f:id:you1825m:20210222170426j:plain


大きな展開がある作品ではありませんが、お家時間を楽しくしてくれる作品かと思います。
美しい村の風景や暮らしぶりを見ながら、そしてラウルが秘密を隠すのに必死になる様子をちょっと楽しみながら、ほっこり見れた作品です。 
笑いをちりばめながらも、他人からするとどってことないような事も、本人にしてみれば大きな問題なんだと、改めて思えたのは良かったです。 


このラウル役は6歳 11歳 20歳 結婚後の現在と4人の役者さんが演じてます。
そして気がついたのですが、何と年代に関係なく、みんなサロペットを着ているんですね。 ラウルの子共も着てますね。
この村の流行りかしら?(笑)  子供だけじゃなく大人が着てもなんか可愛いな。 自然に恵まれた小さな村には、しっくりくる感じ。
じょうぶで汚れてもさほど気にならないし、ポケットも便利。自転車修理をするラウルにはぴったりかも~♪

結末は書きませんが、何となく想像できるかと思います。
笑えてほっこりできる作品です。機会がありましたら、この映画 ぜひごらんくださいね。 

監督 ピエール・ゴドー
主演   ラウル(ブルノワ・ポールヴールド)
ラウルの妻マドレーヌ(スザンヌ・クレマン)




      (おまけのひとこと)
ところで、この映画の主人公ラウルが自転車に乗れないように、誰にも苦手な物や、苦手な事があると思うのですが、皆さんもありますか?

私は、ありますよ~

1自転車
この主人公と同じく自転車が苦手です。昔は普通に 乗っていたのですが、ある時、まだ小さかった子供を乗せて走っていたら、ほんの少しの道路の段差で自転車ごと転び、買物で買った食品が散乱し、あわててかき集めた事がありました。
幸いにもそんに勢いよく倒れなかったので、奇跡的に子供も私もすり傷程度ですみましたが、1歩間違えば大変な事に~
それがトラウマになり、よほどの事がない限り乗らなくなりました。
    

       f:id:you1825m:20210223120614p:plain

                         

2 キウイ 
キウイはとても好きなのですが、数年前に食べてたら急に喉がイガイガして、短い時間でしたが声が出なくなった時があったんです。それからまたそうなるんじゃないかと思い、好きなのに苦手とゆう困った事になってます(笑)
ま、食べれない物は食べれない。。。そう素直に言えると楽ですね。
人の家に遊びに行っても、出さないでくれますから・・・
ありのままの自分を見せて気楽に生きたいです~(笑)
この映画を見て、よりそう思いました。
               

     f:id:you1825m:20210223120638j:plain



はやいもので、2月も残り少なくなりました。
最近はあちこちで春の兆しが感じられ、嬉しい限りです。
きれいな花が楽しめる春は、やはりどんな状況にあっても気持ちが明るくなりますね~♪

しっかり健康管理しながら、前向きな気持ちで春を迎えましょう。
残りの2月も充実した毎日になりますように!