私のシネマワールド

映画の事を中心に、気の向くままに書いております。

息子(My Son ~あふれる想い)  いい作品でした。

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先日、BSでこの作品をやりました。皆様はごらんになったでしょうか?

2008年の NHKアジアフィルムフェスティバルで上映されたもののようですが、初めて見ました。

強盗殺人を犯した終身刑の男が、たった一日だけ外出を許され、15年ぶりに息子と母親に再会するとゆうストーリーです。

出演:チャ・スンウォン(カンシク役)、リュ・ドクァン(ジュンソク役) 監督チャン・ジン

15年ぶりの父と息子の再会、息子は女性にもてそうな笑顔の素敵な少年になっていました。

そして悲しいかな母親は、彼の顔さえわからない認知症になっていました。。。。それをかいがいしく世話する息子

このシーンは、つらいつらいシーンです。月日の流れは、母親の記憶から彼を消し去り

思春期の息子がその世話をも黙々とやっている・・彼にはなすすべもありません。

監視役としてついてきている刑務官はとてもいい人で、みんなの食事を作ってくれますが、

食卓を囲んでも会話ははずまず、息子に殺人の罪を犯した時の気持ちを聞かれ、重苦しい空気が流れます。

一緒に皿洗いを手伝おうとすると、息子はじゃあ頼みます。。みたいな感じで立ち去ります。

彼は、隣に立ち、同じ作業をしながら息子と会話したかったのに、取り残され、泣きながら食器を洗います。(せつないな~涙)

それでも彼は、映らなくなったテレビを修理したりして、少しずつ息子に近ずこうとします。

そしてそのかいがあってか、息子も少しずつ心を開き、気持ちを通じさせていきます。

しかし無常にも時間は過ぎ、やがて彼は刑務所に戻るときが・・

列車のホームを歩きながら、刑務所に帰る父の手に自分の手をからめる息子

とてもいいシーンです。胸に熱いものがこみあげてきます。

やはり親子とはいいもの。会えない月日が長くても、ちょっと一緒にいれば心が通じるなんて・・

父も嬉しいのか泣き出します。そのシーンを見て感動した瞬間。。父親の様子が一変します。

さあ、ここからはラストに向かっては、意表をつかれる展開です。

衝撃のラストストーリー それを書くとつまらなくなるので、あえてここでは書きませんね。

ごらんになった方は、おわかりですね。 ただただびっくり。

終身刑の父親の、たった一日の揺れ動く気持ち 孤独 悲しみ 苦しみ そして喜びが画面から伝わってきて、胸がいっぱいになりました。

地味な作品ですが、あなたもきっと惹きこまれますよ~!

ストーリーだけ読むと、なんだかとても重い作品だと思うでしょうが、それがなぜかそうでもないんです。

笑えるシーンもあるし、ラストシーンも希望が持てていい終わり方だと思います。

泣いて、笑って 感動もできるこの映画。。見逃した方は、ぜひDVDでごらんくださいね!


(おまけの一言)
このところ、記事も訪問も遅れてて、すみません。
我家はパソコンが一台しかないのですが、息子がホームページを作るらしく、勉強中
やる時間が重なるので、ちょっとずつしか訪問できず、さ~コメント書こう。。と思った時に
交代する事も多く、読んだだけ~とゆう時もあります。
今しばらく、こんな状態かもしれませんが、そのうち本人が買う予定のようですので、
それまでは、ゆっくりペースですが、よろしくお願い致しますね~!