田中絹代さんと父とのエピソード
タクちゃん登場
私の映画好きは、父(愛称タクちゃん)の影響がかなりあるのではないかと思われます。
小さい時から映画好きの父に連れられ、
子供向けとかそうゆう事、全くおかまいなしに(メチャクチャダネ。)色々な映画見せてもらって
たっけ。晩婚で遅い子だったので可愛がってくれました。母とはひとまわり近く年が離れてます。
今でも父は杖をついて、映画を見に行き〈出かけるの大好き人間です)
新作を私より早く見て、(これはいいぞ~見ろよ。)などと、
おすすめの電話をくれる。 おせっかいだな~と思いつつも見てみると
父のおもしろいと言った作品は、私もおもしろいと思うし
逆につまらないと思った作品は、父もそう言っていた作品だったりする。
これが血筋なのかな?感性が似てるんだね。きっと。
と、まあそんなことはどうでもいいんで、今日 書きたかったのは
その父の昔のエピソード。
父親が早くに亡くなり、家が貧しかった父は、14歳か15歳頃、
神中夜学校に通いながら、 昼間は働いていた。(あ~えらいな~)
その仕事とゆうのが、横浜の日本大通りにある商工奨励款館の
エレベーターボーイ。 そこへですね~(こっからが大事)
あの大女優の田中絹代さんが
なんとトイレを借りにいらっしゃたんですって。
なんでも近くの日本大通りで、映画の撮影をしてたらしいんですって。
(非常線の女)とかゆう作品みたい。
その当時のトイレは男女共同だったようで、
父はトイレの前で、ずう~と見張りをしていたそうなんです。
こんなささやかなエピソードですが、
父にしたらちょっぴり 自分だけが知っている、秘密のような
ワクワクするエピソードなのでしょうね!
後に映画好きになる父の人生に、少しはこの事が
影響しているのかどうかはわかりませんが
天下の美女にトイレを聞かれ、真っ赤になってドギマギしている
父の様子を思い浮かべ、ニンマリしてしまいましたよ~!
では またね。