オデッセイ　勇気と元気をもらえました～！

　　　 オデッセイ　　　　　　　　　　　　　　　　

　　ストーリー
火星での有人探査の最中、嵐に巻き込まれてしまったワトニー。仲間たちは緊急事態を脱するため、死亡したと推測されるワトニーを置いて探査船を発進させ、火星を去ってしまう。しかし、奇跡的に死を免れていたワトニーは、酸素は少なく、水も通信手段もなく、食料は31日分という絶望的環境で、4年後に次の探査船が火星にやってくるまで生き延びようと、あらゆる手段を尽くしていく。リドリー・スコット監督

火星に一人取り残された宇宙飛行士が地球に帰還するまでを描いたストーリーなのですが、想像よりも、ポジティブな映画でした。　自分がただ一人、火星に取り残されたらどんな気持ちになるのでしょう？　しかも仲間は自分が死んだと思っているとゆう最悪の状況。　　どう考えても恐怖で震えますね。そしてこの恐怖が大きくならないうちに、何とか楽に死ねないものか。。。情けないですが、自分が考えるとしたら、それぐらいしかない気がします。　
いや、もしかすると思考そのものが、完全にストップするかもしれません。
それがこの主人公マット・デイモン演じるところのマーク・ワトニーはどうでしょう？　その最悪な状況の中でも、自分の持ってる知識の限りを駆使して、助かる為に行動していくのです。　　かろうじて休んだり生活できる基地があり、ある程度の食糧の備蓄があるとしても、彼のようにポジティブに考え、行動していけるのか。。。地球にいても怠け者の私には、とてもできません（笑）
　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　予告

彼は残りの食糧を数え、足りないとわかると、芋の栽培まで始めます。またそれに必要な水が足りないとわかると、水まで作り出します。　やはり知識は持ってるにこした事はないですね。どこで役に立つかわかりません。　体力と知識、アイディア　実行力　すべて自分にないものですが（笑）、非常時に生き延びれるチャンスを得る人は、こうゆうものを持ってる人なんでしょう。特にワトニーは、生物学者とゆう事も大きなメリットでした。

前半が彼の一人サバイバルストーリーとすれば、後半はNASAとの交信ができるようになり、ここからはチームプレーのストーリーとなります。彼が生きていた事に驚きつつも、何とかして救える道を模索するシーンは、なかなか見応えがあります。
人の力の集結はすごいパワーを生みますね。そして彼を死んだと思い、地球を目指していた仲間のクルー達にも、ついにこの真実が告げられます。彼を救う道は彼らの協力がいりますが、下手をしたら全員が二度と地球には帰って来れない可能性も・・・それでもクルー達は、彼と運命を共にする事を選びます。

こうざっくり書くと、すべてがうまくいってるような感じですが、途中色々な試練もあります。もしかすると、宇宙や火星、科学に詳しい方が観たら、リアルに思えないかもしれませんが、私は幸いにもそうゆう詳しい知識がないので（笑）大変楽しく観る事ができました。
悲惨な出来事なのに、なぜか重くならず、クルーがおいていった曲を、「最低のセンス」などと言いながらも聴いてる彼は笑えます。こうした前向きでいられる主人公の人間性がなければ、知識だけあっても心がつぶれて、最後のハッピーエンドには、つながらなかったと思います～♪　
また流れてくる音楽が、Donna Summer のHot Stuff など、70年代のディスコで流行った聞き覚えのある曲とゆうのも、こちらのテンションを上げてくれました～♪　
ワトニーのポジティブさがこちらにも影響してきたみたい～！そして観終わった時、最初は自分だったら無理と思ってたのに、、同じ無理でも頑張るだけ頑張ってみたいな～とゆう気持ちが湧いてきました。どうせダメなら、やるだけやって気持ち良く終わろう。。そんな勇気をくれた作品でした。
火星の話ではありましたが、あんな場所で一人頑張れるなら、地球にいる私達は、大抵の事はできるんじゃないか。。。何だかそんな勇気や元気ももらえた感じです。
興味のある方は、映画館へレッツゴーですよ～！
広大な火星の風景は、ヨルダンでのロケと、CGを組み合わせたようで、ぜひ大きなスクリーンで観ていただきたいと思います。
　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　映画挿入歌

　　　　　　　　　　　　　　　　　ドナ・サマー　 Hot Stuff

　　　　　　　　　　　　　　　　　エンディングに流れた曲

　　　　　　　　　　　The Martian (OST) Gloria Gaynor - "I Will Survive"

（おまけの一言）

この作品は、アメリカの作家アンディ・ウィアーのSF小説で、原題は「火星の人」
2009年に自らのブログで連載を始めると予想以上の人気を博し、ファンがつき、彼らの後押しもあって2011年に電子出版したところ、いきなりSF部門で売上第5位を記録したそうです。
2014年には日本でも発売され、第46回星雲賞海外部門を受賞もしています。そして今回のリドリー・スコット監督、マット・デイモン主演による映画化。。まさにトントン拍子ですね。それだけおもしろい内容なのでしょうね。読んでみたくなりました。