私のシネマワールド

映画の事を中心に、気の向くままに書いております。

ワンダー君は太陽  素敵な映画でした~♪

 
            ワンダー 君は太陽
 
 
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   (ストーリー
生まれながらに顔に変形があり、その手術を何度も繰り返して来た少年オギ―
彼が自宅学習を止め、初めて学校とゆう社会に飛び出し、いじめをうけながらも家族に励まされ、学校の助けも借り、その豊かな人間性と賢さで、いじめを克服し成長する姿を描いています。

全世界で800万部以上を売り上げたR・J・パラシオのベストセラー小説「ワンダー」を、「ウォールフラワー」のスティーブン・チョボウスキー監督・脚本で映画化したヒューマンドラマ。

監督 スティーヴン・チョボスキー
出演 ジェイコブ・トレンブレイ(オギー)、オーウェン・ウィルソン(ネート)、ジュリア・ロバーツ(イザベル)、マンディ・パティンキン(トゥシュマン先生)、ダヴィード・ディグス(ブラウン先生)、イザベラ・ヴィドヴィッチ(ヴィア)、ダニエル・ローズ・ラッセル(ミランダ)、ナジ・ジーター(ジャスティン)、ノア・ジュープ(ジャック)他


ワンダー君は太陽を観ました。 主人口のオギーは10歳、生まれつき顔に障害のある少年です。
すでに何度もの手術を受けてきたにも関わらず、人から見たら今だモンスターのような顔。
そんな彼が10歳にして初めて学校に行く事になります。

ヘルメットをかぶり勇気を出して登校するその姿に、胸が張り裂けそうになりました。よくぞ親が決意したな~と思います。 これまで通り家庭で学習していてもいいのでは?  ついつい、そんな風にも思ってしまいますが、両親にしたら今は良くても、遠い将来、自分達がいなくなった後、友達もいない、社会に出た事のないオギーがどうやって生きて行くのか。。。きっとそこまで考えて選択した事なのでしょう。
 
 
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オギ―は、ある程度覚悟していたとはいえ、好奇の目で見られいじめられ、孤立していました。 

それでもそんな彼に、初めての友達、ジャックができます。きっかけはテストの答えを、さり気なく見えるようにして教えてあげた事でした。 もしかしたら、その事で相手を逆に怒らせるかもしれないのに、なかなかいい度胸をしてますね(笑) それをきっかけに二人は仲良くなり友情を育みますが、ハロウィンの日、ジャックが友人達と自分を馬鹿にしたような事を言ったのを聞き、ショックを受けます。

             ジャック役ノア・ジュプ)  なかなかキュート!
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たった一人、やっとできた友達だったのに、相手は他の子と同じように、自分をそんな風に見ていたのかと思うと、ショックで深く傷つきます。 楽しみにしていたハロウィンの日が、悲しい日になってしまいました。 それからとゆうものオギ―はジャックを避けるようになり、彼はまた一人になりました。
 
そんなある日、オギ―がランチのテーブルに着くと、サマーとゆう少女が同じテーブルにやって来て座りました。
 
オギーは「校長先生から自分と仲良くするように頼まれた?」と聞きますが、サマーは違うと答え、彼に握手を求めます。オギ―は「オギー菌がうつるよ」と言いますが、サマーは笑って「平気よ」と言い、二人は友達になりました。

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オギーはサマーになぜジャックを無視するか理由を話します。

ジャックはサマーに、なぜオギ―が自分を無視するのか知ってる?と聞きます。はっきりとは教えてくれませんでしたが、彼女のヒントでその理由がわかりました。 あの時、オギーを馬鹿にしたような事を言った時、オギ―は近くでそれを聞いてしまったと・・・ハロウィンでオギ―も仮装していた為、気がつかなかったのです。
 
その後、理科のプロジェクトで、チームを組み事になった二人、その事でクラスメートのジュリアンは、あんな奴(オギー)と組むのかと言い、怒りをおさえきれないジャックと喧嘩になります。 今まではいじめっ子グループのみんなに何となく合わせていた彼でしたが、もうオギーを誰にも傷つけさせないとゆう気持ちが出てしまったのでしょう。 本当に自分を大事にしてくれる友達がオギーにもやっとできたのです。 二人はプロジェクトに向けて和解し、彼らのチームは優勝します。

大喜びの二人を横目に、またまた面白くないのがジュリアン。 彼は再びオギ―を傷つけるような事をし、両親共々校長室に呼ばれます。 校長の処分に不満な親は、ジュリアンを自主退学させ去って行きました。 その時になってジュリアンは初めて反省して(ごめんなさい)と言い残したのが、せめてもの救いです。人を傷つけて平然と自分の子を叱るでもない両親に育てられた彼に、少し同情してしまいました。
 
オギ―に色々な事が起きてる間、オギ―の姉のヴィアにも、色々な事が起こりました。
彼女は弟のオギ―をとても愛しているのですが、生まれながらに顔に障害のある弟に感心が集まる家族の中、寂しい想いをしてきたのも事実でした。我慢する事に慣れている心優しい少し控え目なヴィア  

そんな彼女は学校で初めて会ったジャスティンから演劇部に誘われ、迷いながらも入ります。 そこには友達のミランダも入っていました。 ジャスティンには最初弟の事は隠し、一人っ子と言っていましたが、最後には本当の事を伝え、家にも連れて来ます。恋人となった二人。

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ヴィアとミランダ、ジャスティンの演劇の発表の日、主役を射止めていたのは親友のミランダでしたが、当日になり急に今日はできないと言い出します。ヴィアは補欠でしたが、ミランダができないと言い出した為、急に主役を演じる事になりました。

慌てる彼女でしたが、立派にその役をこなし、拍手喝采を浴びます。 家族達も胸を熱くして惜しまぬ拍手を送ります。  演劇終了後、娘と母は、としっかりと抱き合います。
実はこれはミランダの計らいでした。 開始前に客席を見ると、自分の家族は誰も来ていません。
一方、オギ―家は全員がヴィアを見る為に来ています。 この家族が好きなミランダは、とっさの判断で、ヴィアに主役をゆずろうと決めたのでした。ヴィアならきっとできると信じ…。大きなプレゼントでした。 この経験はヴィアにとって大きな自信になる事でしょう。 そしていつもオギーに気をとられていた両親にとっても、大きな喜び。堂々とした演技をする娘を見て、誇らしかった事でしょうね。


 
 
夏休み、サマーキャンプに楽しく出かける生徒達。その中には以前より学校生活になじんでいるオギーの姿がありました。 キャンプ先でジャックと共に森に飛び出し遊んでいると、そこに上級生が来て、二人をからかい暴行します。ジャックは投げられ、オギ―も立ち向かおうとしますが、相手は体格的にも大きい上級生です。
その時、級友達が表れオギ―達を助けてくれました。彼はもう一人ではありません。

卒業式。両親と共に登校するオギーは、もうヘルメットをかぶっていません。校長先生から優秀な生徒に贈られるメダルがオギーに送られると、会場からは惜しみない拍手が起きました。堂々とお辞儀をするオギー そして家族の笑顔に、明るい未来が見えた気がしました。


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このストーリーは、ある意味、子供の世界での、とても残酷な事が盛り込まれているのですが、
重く暗いだけの映画になっていないのが、いいな~と思いました。
それもひとえに主役のオギーの持つ人間性によるものなのかな~と思います。

顔に障害がありながら、オギ―は理科が大好きで、夢は宇宙飛行士とゆう前向きな少年です。
誉められた事ではないですが、テストを見せたり、友達になろうとして握手を求める少女サマーに「オギー菌がうつるよ」と自らが言ったり、なかなかユーモアもあります。

そしてとても素直。 学校でいじめられてる、悲しい、それを我慢する事なく、家族に泣きながら話します。それを聞けるからこそ、家族もそれに対応できる。励ます事ができるのですね。 もし家族に心配をかけまいと、一人で我慢してたら、そうゆうタイプだったら、どんな事になっていたのかわかりません。 それまで家庭学習をし、ずっと家族と過ごす中で、そうゆう絆ができていたのが、良い結果を生んだのかもしれません。

そしてそんな彼だからこそ、最初は誰一人として近ずかなかったのに、ポツリ ポツリと友達ができてきます。 やはりオギーの外見を越えた人間性が、人を魅了し大事な事は何かを教えてくれているのですね。 オギ―は太陽のような存在!卒業式で校長先生もそのような事を言ってました。彼は何をするわけでもないが、その存在そのものは周囲を変えていく。。。納得の言葉でした。

いつも生徒を公平に温かく見守って来てくれた校長先生、そんな学校に入学できた事もラッキーだったのかもしれません。そして何より、この家族の元に生まれて来たのも幸せな事。 愛される事は人に大きな力をくれますね。それでも最後は本人です。 誰しも悩みがありますね。オギ―のように目に見える悩みでなくても。。。それを克服するのは最終的には自分の勇気ある1歩なのかもしれませんね。

主役オギー役のジェイコブ・トレンブレイは、 2006年10月5日アメリカ・バンクーバー生まれ(11歳)
第88回アカデミー賞で作品賞ほか4部門にノミネートされ、息子とともに生きようとする母を熱演したブリー・ラーソンが、主演女優賞を初ノミネートで受賞した作品ルームに出ていた子役です。
            
11歳とゆう事ですから、この主人公のオギー10歳は、ほぼ等身大の役だったんですね。             実際の彼は将来、かなりイケメンになりそうなルックス。。今後の活躍が楽しみです。 
                              
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 観終わった後、とてもいい気持ちで映画館を後にできました。
この作品で勇気や感動をもらった方も多いことでしょう。興味のある方、ぜひ劇場でごらんください。


              (おまけの一言)
暑中お見舞い申し上げます。 毎日暑いですが、お元気ですか?

ま~今年の夏の暑さはすごいですね。一回買い物に出たら、着てた服はすべて変えなければならないほど汗をかきます。とても日中出かける気が起きず、少し日が落ちてから出かける事にしています。 これだけ汗をかけば痩せてもいいはずですが~(^_^;) その分、ビールやアイスコーヒを飲んだり、アイスやかき氷を食べたりしてるんで、まるで痩せません(笑) 

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温かいお茶とか麦茶にすれば、けっこう痩せると思いますが~意志が弱いのでなかなかむずかしいです。 熱中症で搬送される方が後を絶ちませんので、とにかく水分補給に心がけましょうね!