私のシネマワールド

映画の事を中心に、気の向くままに書いております。

バッド・ジーニアス 危険な天才たち  最高におもしろかったです~!

                         バッド・ジーニアス 危険な天才たち 


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タイの高校生達の集団カンニングを取り上げ、注目を浴び、世界的にもヒットした映画
バッド・ジーニアス 危険な天才たちを観ました。
実際に中国で起きた 集団不正入試事件がモデルになっているのには驚きますね。
家が貧しくとも頭脳明晰な優秀な生徒、裕福な家に生まれ親に期待されつつも、勉強が苦手でそれに応えられない生徒。
この両者の利害関係が一致した時に、たった一度、友達に頼まれてさせたカンニングが、後に人数が増え、集団カンニングへと発展していくさまを、スリリングに描いています。

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カンニングのさせ方も、さりげなく答案をちら見せるとか、消しゴムに書いて回すとかのたぐいではありません。 そんななやり方では、せいぜい隣の子に見せるだけで終わりますね。相手が一人ならともかく、何人もの相手には無理とゆうもの。

そんな時、優等生のリンは、自分がピアノを弾いていて、ふとアイディアが浮かびます。
それはピアノの指使いを用いて、みんなに答えを教えるとゆう方法。机の上でピアノをたたくように、答によって指を動かします。カンニング希望者は、全員がその指使いを見て答えを書くのです。
ただのカンニングとは違い、する方もその指使いを覚えなくてはなりません。
そして彼らはそれをやってのけるのです。その能力があるなら、普通に勉強を教えてもらった方がよほどいいのにな~と思ったのは、きっと私だけではないと思います(笑)

一度はそれが学校にばれ、それなりの処分を受けたリンですが、その後また友達に頼まれ、一度は断ったものの、またまたアイディが浮かび、アメリカの大学に留学する為の大学統一入試「STIC」で集団カンニングへと挑もうとします。その方法がすごいのなんのって~オーストラリアとタイの時間差を利用した、まさに少しのロスや失敗もあってはならない、そして証拠を残さない方法。

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 はたして、その方法とはどんなものなのでしょう? そしてその結末は? それはぜひレンタル等で実際の映画をごらんくださいね。
カンニングは決して許される事ではありませんが、正直これをテーマにした映画を、こんなにおもしろく見れるとは思いませんでした。カンニングのアイディアがすごい。
ラストの大学統一入試「STIC]のシーンは、色々と想定外の事が起き、彼らと共にこちらもハラハラ、ドキドキ! ちょとしたサスペンス映画よりおもしろかったです。


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と、同時に現在のテストの在り方や、学歴社会にも警笛を鳴らしているような作品でもあり、楽しみながらも考えさせられました。
おすすめです。機会があったら、ぜひごらんくださいね。

2017年のタイ映画。タイ国内映画として同年の年間興行収入第1位を記録。また第27回スパンナホン賞では最優秀監督賞を含め、史上最多12部門で受賞した他、カナダのファンタジア映画祭監督賞受賞など、国内外の映画賞を多数受賞。監督はショートフィルムなどを手掛けてきたナタウット・プーンピリヤ。主演のリン役はモデル出身のチュティモン・ジョンジャルーンスックジンが演じました。

 
     (おまけの一言)
毎回同じ事を書いてしまいますが、皆様ご無沙汰しております。
何やかやと忙しいうえに、ブログの引っ越し先も決まらず、おまけにこの暑さ。
それでなくてもない集中力がより切れてしまい、毎日が過ぎてしまいました~!
ヤフーブログで、映画の記事を書くのは、これが最後です。
皆様、今までありがとうございました~♪ あとは引っ越し先が決まったら、きちんとご報告、ご挨拶をして最後にしたいと思います。
八月も半ばを過ぎましたが、まだまだ暑い日が続きそうですね。
皆様、熱中症に気をつけて、後半の夏をエンジョイしてくださいね~!