私のシネマワールド

映画の事を中心に、気の向くままに書いております。

シッピング・ニュース!あなたもきっと変われますよ!

 
           シッピング・ニュース! 
           
  サイダーハウスルール・ショコラで2年連続アカデミー賞ノミネート
  ラッセ・ハルストレム監督の作品
 
   ピュリッツァー賞と全米図書賞をダブル受賞した
   E・アニー・プルーの世界的べストセラー小説の映画化

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    <ストーリー)
 妻に裏切られたあげく、死なれてしまったクオイル(ケヴィン・スペイシー)は
 一人娘バニーを連れて  叔母のアグニス(ジュディ・デンチ)と共に、
 ニューヨークから父の故郷である ニューファンドランド島に戻る。
 地元の新聞社に職を得てコラム、シッピング・ニュースを担当することになったクオイルは
 新しい出会い、触れ合いのなかで、失意のどん底から、自分をとりもどしていく。
 クオイルの変わりゆく姿を追った作品。



 ケビン・スペイシーは、クオイル役になりきって、自信のない殻をやぶれない男から
 少しずつ自分の持ち味を知り 自分の居場所を見つけ、人を愛し、
 意志のある男へと変化してゆくクオイルの姿を、みごとに演じていると思います。
 恋人役のジュリアン・ムーアも、魅力ある未亡人を演じていて、周囲は演技派揃いだけあり
 なかなか興味のある作品にしあがっています。

 兄に犯された叔母<妹) 未亡人ではなく本当は夫に逃げられたウェイヴィ
 海賊の血を引く主人公
 皆、それぞれに傷を持ちながら、仲間や愛する人に支えられ、強く歩きだしていく姿が
 感動的です!

 地味ながら、深く色々な事を考えさせてくれる作品。
 人は決して自分を卑下してはいけない
 どんな人にも自分にピッタリの場所があり、それを見つけた時、必ず輝いていける
 そして、もし今、自分がつまらない人間だと思っているあなた
 それはまだ、自分にピッタリの居場所が見つからないだけのこと
 必ず、その日は来るから、今をとにかく真面目に生きなさい

 そんなふうに人にも自分にも言いたくなるような映画でした。
 観て良かったです! 

(おまけの一言)
 これはけっこう前に観た作品です。
 映画のチラシが行方不明なので、これですませちゃいます~!
 はでな作品ではありませんが、じんわりと勇気をくれる作品です。
 お時間ある時、DVDで観てくださいね~(^-^)