K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝 痛快アクション、楽しめますよ~!
2009年の最初に観た作品は、お正月にふさわしい娯楽作品 K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝
(ストーリー)
サーカスで華麗な技を披露し、人々を魅了している曲芸師の遠藤平吉(金城武)は、
ある日訪ねてきた紳士に高い報酬を提示され、仕事を依頼される。
それは、財閥の令嬢・羽柴葉子(松たか子)と名探偵・明智小五郎(仲村トオル)との結納の儀に潜入し
写真を撮ることだった。身の軽いサーカス団員の平吉なればこそできる仕事。
迷いつつも、サーカスの経済的なこと、病弱な仲間の治療費など、頭をよぎり、
ついに仕事を引き受け、結納の場へ侵入、写真を撮る
だが、それは当時世を騒がせていた怪人二十面相の罠だった…
写真を撮った瞬間に気ずかれた彼、その日から彼は怪人二十面相として追われる立場になる。
自分を罠にはめた憎むべき本当の怪人二十面相を見つけ出し、対決する事を決めた平吉は
仲間の協力を得て敵を倒す為、必要な修業を重ねていく。彼は身の潔白を証明できるのだろうか・・
監 督 佐藤嗣麻子
北村想 『完全版 怪人二十面相・伝』
キャスト 金城武、松たか子、仲村トオル、國村隼、高島礼子、本郷奏多、今井悠貴、益岡徹、鹿賀 丈史
これは、とても面白かったですよ~♪
なんせあの金城武がサーカス団員とゆうのも、それだけで興味を惹くでしょう?
クールなイメージの彼が、今回は庶民的でちょっと茶目っ気のある役で、新しい魅力を発揮
なかなかステキですよ。特に一番見ていただきたいのは彼がビルからビルへ飛び移り
あらゆる障害物を乗り越え、突き進んで行く場面。これも修業の一環ですが見てて爽快。
この場面から、映画スパイダーマンやヤマカシを連想しました。
スパイダーマンは知ってのとうり、街中を所狭しと飛び回り、悪と対決する映画、
ヤマカシは高層ビルを登るなど常軌を逸したパフォーマンスを行っている7人組の若者達の映画です。
なんだかこの2本の作品を思い出してしまった私です。スカッとしますよ。
そして松たか子も、天真爛漫で純粋な世間知らずの財閥の令嬢・羽柴葉子役を好演してます。
お嬢様だった葉子が平吉の影響で、社会観に目覚めていくところが良かったし、
時間をかせぐ為に色じかけを企てる場面など、とても可愛いです。
この役で金城武も松たか子も、新しい魅力を発揮してくれました。
明智小五郎と婚約しつつも、どんどん平吉に心惹かれ、また貧しい暮らしを初めて知り
社会観に目覚めた葉子が、どんな道を歩いて行くのか・・
そして平吉と怪人二十面相との対決はどうなるのか・・・
最後のほうにもビックリするよな展開が待っていますからね~!
最初から最後までワクワクしながら、楽しめる娯楽作品です。
原作を知らない方でも、そして一人でも、どなたと行かれても、きっと楽しめますよ~!
ぜひごらんくださいね~!
(おまけの一言)
怪人二十面相は今まで何度となく映画やテレビに登場していますね。
今までだと富裕層のみをターゲットとし、美術品や骨董品をあざやかな手口で盗んでいく
カッコイイ泥棒のイメージでしたが、今回はまた別のイメージで悪人として登場しています。
それはそれでもおもしろいですね。
この作品のできしだいで、また次回作もあるようですよ。楽しみです。