私のシネマワールド

映画の事を中心に、気の向くままに書いております。

母と暮せば。。色々な世代の方に観ていただきたい作品です。

               母と暮せば
イメージ 1
 
(ストーリー)
1948年8月9日。長崎で助産婦をして暮らす伸子の前に、3年前に原爆で亡くしたはずの息子・浩二がひょっこり現れる。その日から、浩二は時々伸子の前に現れるようになる。ふたりはたくさんの話をするが、一番の関心は浩二の恋人・町子のことだった。「いつかあの子の幸せも考えなきゃね」。ふたりの時間は、奇妙だったけれど、楽しかった。その幸せは永遠に続くようにみえた―
  
監督      山田洋次
 
吉永小百合さんと、嵐の二宮和也さんの共演が話題の映画 「母と暮らせば」を観てきました。
原爆で亡くなった息子が現れ、現生で一人で生活している母親との会話を通しながら、親子の絆、人を思いやる事、戦争のむなしさなどを伝えてくれる、ちょっぴり大人のファンタジー的なお話でした。  

   この動画はYouTube でごらんくださいの文字をクリックしてくださいね。
                      予告
  


吉永さん、いつもお綺麗です。 

 
イメージ 4
 
                    
正直、亡くなっ息子浩二(二宮和也)が急に目の前に現れたにしては、母伸子(吉永小百合)にさほど驚いた様子がないのが、あれ?って気もしました。
普通は腰を抜かすぐらいのシーンだと思うのですけど~(笑)
「えっ?これは夢? あの子を想う気持ちが強くて、どうかしちゃったんだわ」と何度か否定して、それでも2度、3度と現れるうちに、やっとその事態を呑み込み、「本当なのね。。本当に浩二?」って感じで、そこから二人の会話がスタートする。。私が脚本家なら、そう書く気がしますが、意外にあっさりと受け入れてたのがにちょっと微妙な感じもしました。 でもその後の二人の会話のやりとりが、そんな事は吹き飛ばしてくれました。温かい親子の会話と、過去の回想。。その流れで話は進みます。

そしてやがてその話の中心となっていくのが、かっては浩二の恋人で、今も彼を想い独身をつらぬいている町子(黒木華)の事となります。このまま亡き息子の為に、一人で生涯を終わらせていいものなのか。。親子は語り合い、悩みます。果たして二人はどんな結論を出すのでしょうか。。そしてその事を聞いた町子の胸中は?  町子役の黒木華さん、小さいお家。。の時からいい女優さんだな~と思いましたが、とてもいい演技をされてたと思います。お若いですが、どこか古風な雰囲気があり、昭和が似合う方。これからも期待したい女優さんですね。
最後は意外な形で、大人のファンタジーにふさわしい終わり方だった気がします。 吉永さんと二宮さんの自然体の会話に親子の絆を感じました。今、当たり前に目の前に子供がいて会話できる、その何でもない日常に、きっと多くの方が感謝したくなるでしょう。
戦争は残酷でむなしいもの。憲法改正が叫ばれてる今、タイムリーな作品だと思います。
二宮さんのファンの若い方々、そして戦争体験者の方々、世代を超えて観ていただける作品だと思います。 興味のある方、映画館へレッツゴーですよ。

(余談)

私はどちらかといえば、洋画を観る事が多いのですが、これは一緒に行ったお友達の希望で選んだ作品です。この作品の最初にチラッと出てくる お墓参りのシーンは、お友達の実家のすぐ裏でロケしたものなのです。 そんな事で友達はよけいに観たかったようです。私もその場所を知ってるので、興味深かったです。  しかしロケ地とゆうのは、どうやって探して決めるのでしょうね。とても目立たない場所なのに、よく見つけたな~と思いました。
イメージ 2
 


(おまけの一言)
皆様こんにちは。今年初めての投稿となってしまいました。
昨年も年末までバタバタしていて、年賀状も半分くらいは新年に書いてました~(笑)
あとは長男、次男夫婦が来て、みんな集まり、新年会をしたり、この記事の映画を友人と観に行ったりして過ごした年明け一週間でした。そんなこんなしてるうちに、あら、、今月もあと数日。
早いですね。毎日を大切に過ごしたいですね。ご挨拶が遅くなりましたが(なり過ぎ。。笑)
今年もよろしくお願い致します。2016年が皆様にとって素敵な一年になりますように!

イメージ 3